モチベに頼らない長く続けられる勉強法←あるかも

タイトルでちょっと偉そうに語りました(^_^;)すいません

長く続く資格試験の勉強(主に電験)はただ何となく続けるには長すぎるのではないでしょうか。

もちろん最早生活の一部になっている人には不必要かもしれませんが私が最近You Tubeで観たオススメのメンタルコントロール動画をご紹介したいと思います。

やらなければいけないのにやれない…

毎日やらなければいけないことについては、これが一番多いのではないでしょうか。

「家に帰ったら勉強するぞ!」と考えていても仕事が終わってご飯を食べたら何だかダルくなってしまい、動画を観たりSNSを眺めたりしているうちに時間が遅くなって自己嫌悪…。そして次の日はまた同じことをやってしまう。気がついたら一ヶ月…そして一年。

もちろん頭では(理性では)資格を取って未来を変える、自分を変えるメリットは分かっています。

しかし勉強以外の行動を取ってしまうのはまだ習慣化が出来ていないからです。

勉強という面倒なことを習慣化するハードルが高いのは私も電験の勉強を5,6年続けたので十分理解しているつもりです。

習慣化は当然一朝一夕に出来ることではありません。ただ、勉強する方向に行動を持っていくことは次の動画のようにすればハードルを下げることが出来ます。

詳しくは動画を観て頂けると分かりますが、要は遠い将来の果実を取ることを考えるよりも毎日の「シールを貼る」という単純なものに切り替えることで行動のハードルを下げるというものです。

私も半信半疑で少しやってみましたが動画で言われている通り人間の脳というのは思ったより単純で「シールを貼る」という行動が果実を取得したと勘違いさせるのか続けやすいです。

「勉強の準備をして机の前に座るだけで1枚」というふうにハードルを下げるのも効果的ですね。まずは座らないと始まりません。

そして10分集中するとまた1枚。だいたい10分程度続けるとあとは転がっていくものです。じゃあ30分やろうか…気がついたら1時間…またシールを貼れるぞ、となります。

初手のハードルを下げられるだけ下げて取っ掛かりを作り、更に続けられるようにする工夫もあります。10分程度の短い動画ですので是非通して御覧ください。

根性だけでは限界がある

私も以前は「行動科学」などというものには猜疑感がありました(物事を斜めに見てしまう悪癖が有るので…)。

そんなことより根性があれば続けられるんだ!とどこかで考えていたのだと思います。

しかしながらどんな動機付けがあっても行動の動機だけでは行動そのものを続けづらいことは体験されている中で皆さんもご存知の通りです。

動機は行動の着火点であって、燃料ではありません。火は点いても燃料がないとすぐに消えてしまいます。

悪いことに「続けられなかった」ということに罪悪感もあって途中で止めた場合は次に行動する場合、更にハードルが上がってしまいます。

ハードルを下げて動機、いわゆるモチベーションというものに頼らないようにして行動を習慣化していくことにより勉強や運動、その他続けることが難しいものを続けやすくする…。

着火と燃料の供給まで考えられたグッドな方法ではないでしょうか。

動機と根性だけでは数年間続く勉強を乗り越えていくのは難しいです。そこで先程の動画です。

続けられないことに悩んでいた矢先、何とかならないかと動画を検索したりしていてたまたま見つけたチャンネルなのですが思ったより得るものがありました。

この手の動画は宗教めいたものになっていたりして(偏見です^^;)近づくのに躊躇していましたが何事も食わず嫌いは良くないですね。

他にもオススメの動画があります。

モチベに頼らず意志の力をどうやって伸ばしていくかという動画です。

燃料をどうやって供給していくかということですね。私は参考になることが多かったです。

とにかく自己嫌悪から抜け出しやすくなることが大切かと

勉強を習慣化することのハードルの高さは思った以上のものがあります。

長く続ければ今度は飽きが出てきたりします。そして続けられなかった場合の自己嫌悪は相当な悪感情です。

ここから鬱な気分になってしまったりするとせっかく自分を伸ばそう、変えようとして始めたことなのに本末転倒状態になってしまいます。

転倒した場合でも復帰しやすくするのが何より肝要です。

順調なはずの自分が転んだという悪感情から抜け出して、素早くまた元のコースに戻れるようにしていく。

今年は根性論ではなくマインドハックでさまざまなことに臨んでいきたいですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 50代の無職 より:

    現在、関東の職業訓練校(10月入校)ビル管理科に中で危険物、三冷、ボイラーを取得したので電験三種を勉強中の50代後半のものです。電工は夏まで受けられないので電験三種の勉強をしていますが続ける事は大変ですよね。3月には修了なので就職先で悩んでて質問なんですが、ビル管理会社で主任技術者の仕事につける可能性は有るんでしょうか?高専の電気科を卒業し弱電の仕事を続けてきたので自分の強みを活かせる就職先は無い物かと考えてるのでこの業界について教えて頂けますでしょうか。

    • biruman より:

      >50代の無職さん
      コメントありがとうございます。

      関東のどちらにお住まいか分かりませんが都内なら主任技術者として選任される現場は沢山あります。
      公共施設の場合は電気主任技術者選任を契約要件に入れている事が多いので尚更ですね。
      3種であっても電験を持っていれば仕事に困るということはありません。

      それと、電気科を卒業されているのであれば試験で取得しなくてもビルメンとして3年働けば認定取得出来ますよ。
      この場合は過去にその現場で認定取得された方が居るかどうかを確認されるのが良いかと思います。
      規模の大きな会社のほうが比較的取得しやすいようです。

  2. 50代の無職 より:

    >birumanさん
    解答ありがとうございます。

    神奈川県に在住していますので都内(新宿辺り)は通勤可能です。認定校卒業なので認定取得も考え、色々聞いて就業先を探したいと思います。ただ、何も知らないのは恥ずかしいので三種の試験を合格できるように勉強するつもりです。工場勤務で何も資格を持っていなかったので会社を離れると資格の重要性を感じています。
    今後、birumanさんの情報を楽しみにしています。

  3. 飛行機好きおっさん より:

    はじめてコメント失礼します。
    現在、IT関連の業界からビル管理系への転職をしようとしている者です。
    年齢は、ボカしますが、90年代前半に社会に出た就職氷河期内では最高齢世代です。
    関東圏の者です。
    ビル万様のこのブログ(コメント欄含めて)には、綺麗事ばかりではなく、ネガティブなことも書かれているため、非常に勉強になります。
    また、ビル万様がブログ内にて「ビルメンは現場次第なのは事実だがやろうと思うなら深く考えずにどんどん受けちゃえば良い」というお言葉を書かれており、それにも、たいへん勇気をもらっています。
    上記のように高年齢ですので、転職活動は想像を絶する困難さでした。
    設備管理系も、実務経験が未経験でしたので、年齢も相まって非常に困難でした。
    転職を意識して勉強した訳ではなかったのですが、幸運にも近年、電験三種には、かろうじて合格できました。
    実務経験は皆無なので、いわゆるテンプラ電験ですが…。
    それと電工1(合格証のみ)、電工2、工担他なども、テンプラ状態ですが取得しました。
    資格をもっているだけで就職のハードルが極端に低くなるほど、世間は甘くはないと感じました。
    …が、その一方で、電験三種を筆頭に、いくつかの資格の勉強を続けてきたという姿勢自体を、良い方向で評価してくれる企業が多かったのも事実です。
    (会社によります本当に)
    IT系等、若い人が多い業界では、当方の年齢では、業界経験ありで…
    一次書類通過率は5パーセント以下という惨憺たる状況です。
    (一次書類通過したとしても、その後の面接通過率は1~2割)
    ビル管理系の業界に、完全未経験、電験三種保有で…
    一次書類通過率は、感覚として3~4割でした。
    そう考えますと、電験三種は、テンプラであっても、書類通過率の上昇にはつながっている感じはありました。
    当方、一応資格は持っていると言っても本当に未経験のテンプラですので、この歳で未経験業種に転向することは不安ばかりなのですが、ビル万様の記事にも勇気をいただきつつ、とりあえずやってみるか、という気持ちであります。
    今回、なぜ、このようなコメントをさせていただいたかといいますと、ビル万様の率直な記事やコメントに感謝したい気持ちと、当方の転職活動の内容が少しでもご参考になればという気持ちがあったためです。
    ちなみに、近年は、求人に年齢を書くことができない(雇用対策法)ため、かえって、企業側・求職者側の双方が不幸になっている現実もあります。
    求人欄には記載がないのでわからないのですが、企業側は内部規定で年齢フィルターを厳然として設定している事実があります。
    人生100年時代と言われつつ、いまの日本社会は当方のようなおっさん世代には厳しい社会だと痛感しております。
    長々と失礼いたしました。

    • hayabusa より:

      よく分かりませんが、
      どうしてそこまでしてまでビルメン業界に
      来ようとしているのでしょうか…。
      まだ退職してない・追い出し部屋にやられてない(私は極限まで追い込まれて辞めました。過去コメ見ると分かりますが)・IT業界(ITに関してはこの一括りに出来ないと思いますが)が長いのでしたら今いる所を続けた方が良いかと思います。
      電験3種の実際の経験を得るのはビルメン業界では難しいです。
      だからといって40過ぎで未経験で
      K○H辺りに行くのは身体がキツすぎます。
      ビル万さん等も書かれてますが。
      無理に保持資格に拘る必要はありません。
      現職?がデータセンター管理(ITインフラエンジニア)で、転職先もデータセンター管理(ビルメン側としての設備管理+ITインフラエンジニア)とかなら良いんじゃないかなぁ…と思いますが。
      キャリア系YouTuber:Utsuさん(世界営業成績2年連続No.1になれた方で、私が唯一勧める新卒・転職エージェント)の言葉を借りますが、人生の目的論を持ってビルメンを選んでますか?
      余計なお節介・若年者からの提言ですし、触れられたくない所を触れてるかもしれませんが、参考になりましたら幸いです。

      • 飛行機好きおっさん より:

        >hayabusa 様

        ご返信いただきまして、ありがとうございます。
        IT業界と言いましてもいろいろありますが、開発系ですと「巨大で一人では到底達成不可能なタスクを極めてタイトなスケジュールで成果物として作成し顧客側と合意する」というミッションのために、毎日が戦場という状況も多いです。
        これも職場にもよりますが、新人でもない限り、そういった巨大なタスクの担当者に任命(という名の丸投げです)された後は、体調不良で仕事を休もうが基本的には誰も代わりにはやってくれません。
        これはIT系に限らず多くの職種にも言えることかもしれませんが…。
        こういった状況で今後20年働く事を考えたときに、他の道も模索した…という次第です。
        「IT警備員」と揶揄される、データセンターでのサーバー等の運用の仕事も考えましたが、運用の仕事こそ、高いスキルがあまり必要ないため、もろに年齢制限が厳しい現実を知りました。
        他にも「ビル管理」に近い職業として「警備員」も受けましたが、警備会社の面接官の方から「ここではアナタのスキルは活かせませんよ」と言われました。
        いまの日本社会での転職活動では、年齢が5歳上がると、まるで世界が違います。
        30代前半、30代後半、40代前半、40代後半、50代…
        それぞれで「世界が違う」ことを実感しました。
        いろいろご心配をしていただき、本当にありがとうございます。

  4. Fw190D-9 より:

    飛行機好きおっさんさんへ

    ビルメン業界を引退しメーカー勤務に戻った者から同じ飛行機好きの誼として幾つか述べさせて頂きます。
    ①解らないことは臆することなくどんどん現場責任者や班長等に質問してください。高校出たての坊やではないので尋ねないと誰も教えてくれません。責任者は質問しなければ解っているから質問しないと解します。質問しないままで実作業をさせてみて何も出来ないと貴方の評判を落とすだけでなく同僚から(ずっと年下もいるかもしれません)も蔑みの目で見られます。特に電験等を何度受験しても合格出来ない人からはここぞとばかりに責められます。それを避けるためにもどんどん質問する事です。質問できるのはせいぜい1~2か月位の間です。それを過ぎてしまうと質問しても教えて貰えないことは珍しくありません。なにしろ、若年者ではありませんから。
    ②図面(高圧単線結線図、動力・電灯平面図・系統図はもちろんの事、受変電設備のシーケンス図も含めて)は詳しく読めるようになる事です。本で勉強した機器類の実物がどれか、その役割、操作方法をマスターする事です。解らなければ質問して下さい。また、計器類の指示値の物理的意味を考えながら検針する事です。何の為の検針かその意味をよく考える事です。そうすれば数値がいつもと違う事に早く気付き、トラブルを未然に防ぐ事に奏功します。
    ③現場が何処になるか判りませんが恐らく広いエリアになると思いますので電気室やキュービクルの場所を早く覚える事です。恐らく最初に構内平面図を渡されるでしょうからそれにご自分なりに情報を記入し覚える事です。最初は誰かと共に行動するでしょうが時間のある時に一人で行けるか確かめる事です。
    ④簡単な電気工事(コンセント交換、スイッチ交換、安定器交換)があると思いますので時間のある時に練習しておく事です。現場によっては活線状態で行わざるを得ない事もあるので、絶縁手袋を装着して練習する事です。また、電気工事に使用する資材の置き場所と資材の区別をつけられるようになる事です。コンセントには数種類ありますしプレートも材質違いで数種類あります。違うものを持っていくと先輩社員に罵倒されます。また、各種工具の名前を覚える事と扱い方に習熟しておく事も重要です。
    ⑤試験機器(メガ等)の扱いに慣れる事です。特に低圧電灯分電盤は古い物は1Pブレーカーが使用されている事が多く、この場合ニュートラル端子を開路しないと絶縁測定が出来ません。これを知らないで「絶縁が悪い」と騒ぐ電験持ちは大勢いますので同じ轍を踏まない事です。
    ⑥クランプメーターを使用する漏電箇所特定に習熟する事です。これが出来ないと現場で困る事になります。やり方は先輩に納得するまで尋ねる事です。
    ⑦最後に、安全第一を考えて作業する事です。電気室やキュービクルでは高圧充電部分が手を伸ばせば簡単に届く位置にある事も珍しくありません。もちろん触れば一瞬であの世行きです。自分の身は自分で守るためにKY(危険予知)を確実に履行して下さい。
    IT業界とは桁違いのエネルギーを扱う事をよく認識する事です。

    以上、余計なお節介かもしれませんがコメントさせて頂きます。

    • 飛行機好きおっさん より:

      >Fw190D-9 様

      余計なお節介なんてことはございません。
      (当方のような未経験者にとっては)大変貴重なご助言をいただき、本当にありがたく存じます。
      中高年での異業種からの転入者としては、はじめの1ヶ月~2ヶ月くらいの時期が、非常に重要なのですね。
      頭ではわかっているつもりになっておりましたが、おそらく真の意味で心と体に染み付いてはいないと自覚しております。
      職場の方とは良好な関係を築いていきたいので、そのためにも「質問」をしっかり行い、日々勉強する姿勢を保ちたいと思います。
      また、安全に対する意識についても、上記と同じく、おそらく真の意味で心と体に染み付いてはいないと自覚しております。
      配属前に自分でできる勉強などは、やって行こうと思います。
      ご助言、本当にありがとうございます。

    • 田舎ビルメン より:

      Fw190D-9さん
      >特に低圧電灯分電盤は古い物は1Pブレーカーが使用されている事が多く
      なんですけど、私が経験したのはサブコンや我がド田舎最大の電工屋が設備改修工事でブレーカを「片切」して地絡させた、というのを3回(!)ほど経験しています。なぜ、3回もしたのか、というとオーナー担当者が全部私への連絡なしで工事発注をして作業させたからです。サブコン(それも相当知名度のある)や大手電工屋ですらそうですから、ね・・・。オーナー担当者も私の会社の上前を削るために直でやったせいで私に連絡をしなかったので非常に困っていましたね・・・。ですけど懲りずにやっちまいました。
      今となっては色んな意味で学習したんだろうと思います。

  5. 田舎ビルメン より:

    飛行機好きおっさんさんへ
    ビルメン世界に来て頂き全力で歓迎致します。
    但し、私個人としてはhayabusaさんのお勧めを是非今一度熟読され将来への展望としてそのお勧めを検討してください。
    hayabusaさんのお勧めは
    >転職先もデータセンター管理(ビルメン側としての設備管理+ITインフラエンジニア)
    >とかなら良いんじゃないかなぁ…
    なんです。
    関東地区にお住まいという事ですのでデータセンターは山ほどありますから、求人も出てますよね。しかしいきなりは無理なのでそこでFw190D-9さんの助言ですよ。
    どこの現場に配属になろうと役に立つものですので忠実にやってみてください。
    例えば⑥なんですけど電源からノイズが乗る(電気的というより正弦波の歪)、っというのは当たり前過ぎて無視されがちなんです。そこで役に立つのはmAの漏れ電流との因果関係です。それを知ってても実際に追っかけられるデータセンター設備担当者はあんまりいないです。時々フリーズしたり変復調画面になったりしてメーカーのサービスマン(CE)を呼んでも全然改善されないとか、AC/DCアナライザーを突っ込んで一か八かで原因を考えしだすとか・・・となりますのでクランプメーターの真の使い方を知れば相当役に立ちますよ。また、受変電の図面(単線結線図⇒スケルトン含む)の見方がキチンとできた上でネットワーク図(ストレージ・ルータの各群、構内LAN)が理解できて、そしてデータセンター必須の冷却設備(主にEHP)をはじめとして自家発・UPS/CVCF、消防の各設備を本当の意味で管理できる人間ってそうそういませんし、LANケーブルの引き回し/ホーミングに始まりCAT6の頭付けまでさせられ、挙句RAIDが組んであるDISK交換までする、なんて設備担当者がいたら即採用です。実際、我が家から高速(という名の無料バイパス道路)で50分のデータセンターはズーっと釣りではなくガチの求人を出していますがそんな高スペックなのが田舎で転職活動していませんので未だに騙し騙しやっている、とのハナシです。そしてデータセンターならではの停電なしでの設備増設が出来るのは実は設備屋よりシステムを理解しているエンジニアの方なんです。だからこそ人が来ない、というかいないんです。

    なぜこんなこと書いたか、というと何回も話題になった・・あの“モンスター”(またの名を「糞爺ぃ」)の存在です。おそらく人生の中で色んな人と逢われたと思いますが、この業界でのあの存在はこの業界ならでは、です。物凄いなんてーもんじゃーないです。パワハラ・モラハラなんてもんじゃーないです。その点データセンター設備はその心配はほとんどない、というか元職(ド田舎とはいえ)でデータセンターを片手以上出入りしていた者としては「逢った事がない」と書けます。
    勝手に名前を出しますが、仕事もでき、待遇や年収もここで不満を全く書かなかったFw190D-9さんがビルメン業界を去った主原因はモンスターの存在のはずです。
    ですので、年齢的な者もありますが是非将来的な意味で考えてみておいてください。
    その為に今をキチンと業務に精励してください。たとえデータセンター云々がなくなってもバラ色のビルメンライフを送る事も可能ですので・・・。

    いつもの通り上から目線でその上長文ですいません。でも「ようこそ、ビルメン世界へ」

    • 飛行機好きおっさん より:

      >田舎ビルメン 様

      ご返信が遅くなり申し訳ございません。
      歓迎するとのお言葉をいただき、未経験+高年齢新人として飛び込む者といたしましては、たいへん勇気をいただく言葉であり、本当に感謝いたします。
      また、ご助言にも本当に感謝申し上げます。
      今後働くこととなる職場でどのような方がいらっしゃるかは入ってみるまでわかりませんが、どの業界、どの現場においても、「謙虚な姿勢」「勉強する姿勢」が大切なのだと、改めて感じ入る次第です。
      ありがとうございました。

  6. Fw190D-9 より:

    田舎ビルメン様

    私が去った理由についてのご慧眼、感服致しました。

    データセンターの業務、興味深く読ませて頂きました。
    以前に某食品プラントを建設した際(発注側)に仰ることは概ねやりました。施工は〇電工さんでしたが実運用を始めると不具合が出るもので、改修作業をよくやらされました。もちろん施工ミスの部分はあるのですが、急には〇電工さんも対応出来ないし生産は待ってくれないので自社で改修してました。

    後、以前にも書き込みましたが、どんなに有名な大手業者でも実際に手を動かして作業するのは建設業の多重請負構造上、孫請け、曾孫請け更にその下層の方々で会社組織になっていない一人親方とその弟子たちも大勢います。実際に作業するのは玉石混交の寄せ集め部隊です。中には昨日までバリバリのヤンキーだったお兄ちゃんもいて工具の名前さえしらない有様です。
    このような方々に質の高い施工を求めるのが土台無理な話で、一定の施工の質を保つには経験豊富な施工管理者(現場代人)が不可欠です。しかし、そのような現場代人はそうそういないので施工の質は下がる一方です。なので、発注側は自衛のために建設現場には可能な限り行き、図面通り施工されているか、手抜きが行われていないかを良く監察する必要があります。〇〇熱学さんは業界トップですが施工内容はお粗末なもので手抜きや施工ミスを多く見つけ随分やり直しをさせていました。トップ企業でもこの有様ですから他の企業は推して知るべしでしょう。
    ビルメンさんも管理物件で何かしらの工事がある時は可能であればその現場に立ち会い、どのように施工されているかよく観察すれば非常に勉強になり日々の業務にも活かせると思います。少なくとも待機で雑談しているよりは遥かに有意義だと思いますが誰もやりたがりませんねぇ。
    ある時、配下のビルメンさんたち(電工1種、2種、電験3種、2種持ちの方々)に電灯配線の設計図を描く出題を練習がてら行った結果、誰も出来ませんでした。誰一人ブレーカーからスイッチ、照明器具の配線が理解できないので驚きました。中には1個用スイッチボックスにFケーブルを10本も入れる図面を描いた者もいるのでスイッチボックスの実物を見せ、どうやったらこのボックスにFケーブルが10本も入るのか考えさせ、暫く格闘していましたが直ぐに無理と納得してました。その人3種持ちで停電作業を専門に行う企業で長年の実務経験があり、リレー試験に慣れているため普段から他のビルメンさんを見下していましたがその実力はこんな程度でそれがほかの人に解ってしまったので以後非常に不機嫌でしたが。
    ですので、飛行機好きおっさん様も努力次第で先輩ビルメンさんに追いつき追い越すのは難しくないと思います。未経験である事を過度に恐れず日々怠りなく精励して下さい。

    • biruman より:

      >Fw190D-9さん
      田舎ビルメンさんへの返信なのに横からすいません。
      電灯配線というのは一般家庭の普通の配線ですか?
      それをリレー試験をやっていたような3種持ちが全く出来なかった、と…。

      私も拙いですが流石に2種電工くらいの内容なら練習無しで配線くらいは出来るつもりです。
      威張っていても何も出来ないというのは如何にもビルメンらしいですね…。
      そもそも停電作業をやっていた企業に長年居ながら電気管理技術者にならずビルメンをやっている時点でお察しということかな…?

      私も出来るつもりなどと書きましたが天狗にならず頭を低くして勉強を続けていきます。

      • 田舎ビルメン より:

        biruman様

        私も横からですいません。
        私もFw190D-9さんのを最初に読んだときは絶句しましたが、冷静になって今までの経験則、また業界の事、更にハゲオッサンさんの以前の書き込みを思い出すと十分にあり得るという事だ、と思いました。
        私が一度だけ逢って話をした自営で低圧工事をしている社長(一人親方みたいなもんです)は高圧部隊を馬鹿にし蔑んでいました。なぜ、彼と話をすることになったのか。なぜその人が高圧部隊を蔑んでいたのかを書くと長文の上、今回のトピから離れますので別の機会に書きます。ですが、業界事情が別の角度から分かって面白かったです。おそらくFw190D-9さんが書いた主任技術者も専門バカになってしまい、高圧に特化した技術者になったのでしょう。
        モンスターについてまた書きますが、彼らはその現場に特化していますよね。
        ですけど「なぜそうなるのか」とか「なぜそうしないといいけないのか」なんて考えていませんよね。考えていないからモンスターになってしまったんです。ですから私も気を付けないといけないと思いました。

        • biruman より:

          >田舎ビルメンさん
          そう…なんですか…。
          確かに電工や電験持っていても「えっ」となるような対応をする人は居ましたが
          いくらなんでもスイッチボックスに10本電線を突っ込むような人は…たぶん居なかったのではないかなと。
          いや調べたわけではないのでもしかしたら居たのかも。

          モンスターは人生を諦めてます。
          その時点で思考停止ですので進歩がないのは仕方ないですね。
          あと個人的にですが嫉妬心が異様に強い人が多い印象です。
          「工場で働いていたが大卒と待遇が違いすぎたから辞めた」
          という人が居ました。
          そりゃその人は貴方が遊んでいるときに勉強して大学を出たんだからねえ…と私は考えましたが
          どうもそういう変な思考形態を持つ人が多いような。あくまで個人的にですが…。

      • Fw190D-9 より:

        biruman様

        コメントありがとうございます。
        例題にしたのは50㎡(5m×10m)の一般的な事務室です。3路スイッチを使用する様に出入口を2か所にしました。JISによる照度基準から割り出した照明器具台数と照明器具取付位置、電灯分電盤の位置までお膳立てして配線を考えさせましたがダメでしたね。
        スイッチの位置は敢えてお膳立てしなかったのですが、案の定使い勝手の良さを考えた人は極僅かでしたね。
        田舎ビルメンさんが仰る様に視野の狭い専門馬鹿になっているのでしょう。

        • biruman より:

          >Fw190D-9さん
          確かに…テスタの使い方も知らない人に会ったことはあります。
          認定電験持ちでした(以前記事にしたかもしれません)。
          コンセントの電圧を測るだけでしたが直流、交流のレンジでガチャガチャしていまして
          「何してるのかな…」と思ったものです。あまりのことに指摘も出来ませんでした。
          ビルメンなんてそんなものなのかもしれませんが反面教師として参考にしたいです。

  7. 飛行機好きおっさん より:

    >Fw190D-9 様

    たびたびのご助言ありがとうございます。
    当方もこれまで全く違う分野とはいえ技術系の職種でしたので、様々な厳しい目を向けられる人を見てきました。
    しかし、そういったこれまでの経験に頼ることなく、精神的に切り替える必要があると自覚しております。
    良い意味で自分は新人だという事実に向き合い、受け身になることなく、特に最初の1年はとにかく勉強の毎日という姿勢で取り組みたいと思います。

  8. 赤い左辺 より:

    私は今まで資格の勉強をしていて、モチベーションの維持が大変でした。
    確かに動画のとおり、モチベーションというのは、不安定で無くなる事も多々あって、アテになりませんよね。

    モチベーションに頼らずに安定して勉強に取り組めるようになるなんて、本当にいい話だと思います。意思力を強くすることでクリアできるようになるんですね。

    動画にあるようなキッチリした方法ではありませんが、やる気の有無にかかわらず、とにかく本を開いて読む・・ということを数日やりました。意外とイイですね。モチベーションに関係なく学習が前に進み出します。

    • biruman より:

      >左辺さん
      続けることに関しては勉強をするうえで一番ハードルが高いというか
      続けていきさえすれば余程素養がない場合を除いて誰でもある程度に達すると思います。
      続けていくことが難しいのであれば習慣化、歯磨きをするような感覚にまで落とし込めば
      良いのでは無いかと以前から考えていて丁度出会ったのがこの動画です。
      私もこの方法で何でも続けていける意志力の基礎を付けていきたいです。

  9. 50代の無職 より:

    横からで失礼します。Fw190D-9 より:さんのコメント大変参考になりました。最近漏電電流のが起きたとの想定で1Pブレーカとは下の方に中性線のスイッチがある事を知りました。その他、図面等、色々覚えなければいけない事を知り感動です。現在、「絵とき 自家用電気技術者実務知識早わかり 大浜 庄司著」を買って受電設備も少しずつ勉強中です。最近はスイッチング電源等があり波形が歪むと聞いています。クランプメータの真の使い方が気になります。何か良い参考書はありますでしょうか?

    • 田舎ビルメン より:

      50代の無職さん
      これまた横からすいません。
      まず正弦波の歪によって障害、機器の動作不具合が問題になる現場は
      ①医療
      ②情報通信
      ③精密測定
      くらいでしょうかね(スイマセン、他にもあればどなたか加筆をお願いします)
      そして一口にクランプメータって言ってもその用途によって違いがあります。
      手っ取り早く書くと(1)平均値を測定して実効値に計算したのを表示するタイプと(2)最初から実効値を表示するタイプです。そして①~③の現場では(1)と(2)の両方を持っているタイプを用意します。
      ここからやっとこのトピの本題に入れますが、電験の勉強が役に立ちます→平均値と実効値の割合って1:1.11……なので平均値検出タイプって測定値に単純に1.11を乗じています。ここまで来ると分かって頂けると思いますが、平均値タイプと実効値タイプ両方で測定した場合にほぼ同値ならキレイな歪のない正弦波、その差が多きれば大きい程歪な正弦波となります。
      一番いいのはAC/DCアナラザーを突っ込むのが一番いいですけどそれを置いている現場って見たことがありませんので、そーなった場合は真実の計装屋を呼んでください。(もしくは誠の心を持つIT設備屋)

  10. 田舎ビルメン より:

    50代の無職さん
    更に横からですがパート2です。
    自分で上の方でmAと漏れ電流の関係、って書いていながら、しかも50代の無職さんが書いておられますけどスイッチングの影響での歪みについて書いてなかったです。
    クランプメータで漏れ電流測定に対応しているのがあります。高価なのでなかなか現場煮ないと思います。一番手っ取り早いのは3線一括、または機器直前なら2線一括で測定します。そこでmAが3桁なら相当な歪みがあると思ってください。(変圧器低圧側の接地線測定ならリーク、とか地絡とかですね)何も問題なかったら当然0mAに近い数値です。
    また、更に高価なのはスイッチングの影響での電流測定が出来るのがあるようですが実際に見たことも触ったこともないのでどなたか経験のある人がいらっしゃったら書いて頂くとこちらも勉強になります。

    ここらなんですけどでは機器や負荷に対して一番楽に問題解決出来るのは何か、というと小型UPSを咬ませることです。そしたら一発で解決です。実はこの事は2,3年前にここで書かさせて頂いています。

  11. 50代の無職 より:

    田舎ビルメン さま、回答ありがとうございます。なるほど、平均値で測定されるメーターは波形率を掛けて実効値表示しますね。実効値計測のタイプと比較するんですね。問題解決の方法(UPS)は理解できていませんがノウハウとして覚えておきます。

    最初のコメの件、職業訓練校の先生に相談したところ電験三種はビル管理の場合は試験で取った方が早いとの事でした。主任技術者を目指し経験を積みたいので点検をしたい事をはっきり伝えるようアドバイスを頂きました。色々情報を頂き就職、勉強の方向性が見えてきたので感謝です。

  12. Fw190D-9 より:

    田舎ビルメン様

    ちょっと歪波の本題から外れますが、クランプメーターで測定するトランス中性線の漏れ電流は絶縁に問題が無くてもなかなかゼロにはなりません。負荷ケーブルの対地間静電容量があるためケーブル亘長が長いほど漏れ電流値は大きくなります。(中性線に流れる漏れ電流(=クランプメーターでの測定値)は絶縁劣化による漏れ電流(I0r)と対地間静電容量による電流(I0c)とのベクトル和。分電盤等で3相3線の負荷ケーブル3本一括や単相2線の負荷ケーブル2本一括であれば漏れ電流は通常ゼロになります。通常負荷が平衡しているので絶縁に問題なければベクトル和はゼロになります)
    トランス中性線漏れ電流はゼロにならない事も多いので、電技では漏洩電流は最大供給電流の1/2,000を超えないことと規定されています。(絶縁抵抗値と漏れ電流値の二つを指標として絶縁管理します)

    ですから、中性線漏洩電流は週1回程度は測定し(これはその自家用電気工作物の主任技術者の定めた保安規定により頻度は異なります)値の変動に注意する必要があります。(負荷電流がさほど変化ないのに漏れ電流値が大きくなると絶縁劣化の兆候。負荷電流と漏れ電流は経験上負荷電流が多いほど漏れ電流も多くなります。対地間静電容量は負荷電流に依存しないので適当な理論がよく解りませんが、恐らくは、負荷電流が多い→普段使用していない負荷を使用している→普段遮断しているブレーカーまたはMCがONになっている→ケーブル亘長が見かけ上増大する→対地間静電容量が増える→I0cが増える という図式ではなかろうかと推定します。歪波も関係しているかもしれませんが違っていたらどなたか御指南下さい。)

    〇〇〇安全の絶縁監視装置を設置している電気室もありましたが、動作が不安定でした。頻繁に警報が発報するのに停電作業の時に絶縁を測定しても全く問題ないレベルでした。ケーブル亘長が長かったのかもしれませんが、そうであれば継続して警報が出るはず。動作の信頼性に疑問があります。
    余りにも頻繁に発報するので警報出力設定値を最大の800mAにしている電気室もありました。(そこの電気主任技術者の責任で設定したことですのでビルメンが口出しする事ではないので余り強くは言いませんでしたが保安上妥当とは言い難いですね。〇商工の製品のほうが精度が良かったですね)

    もう一つ、不思議な体験を。
    ある電気室の接地端子盤内のA種接地線をクランプで測定したら5A流れてました。
    慌てて電気室内を点検しても異常は見当たらず、テスターでA種接地端子と補助極間で電圧測定すると40V位。理由が解らず直ぐに主任技術者に連絡しても原因が不明。電気室の施工担当業者の〇光電気さんも来て色々調べましたが原因不明。数日後〇光電気さんが〇菱電気の古い技術資料を持って来てそれによるとトランスの漏れ磁束がトランス架台と鎖交することで架台に誘導起電力が生じ、架台に接続されているA種接地線に電流が流れると解説されていました。それでも疑問が残りました。理由は、A種接地線が接続されていないトランス廻りのフレームパイプをクランプで測定するとやはり5A位流れています。これもトランスの漏れ磁束がフレームパイプに鎖交しているためなのかは誰も解りませんでした。結局実害がなかったのでうやむやのうちに放置になりましたが。

    誘導起電力には屡々驚かされます。あるプラントでは増設に次ぐ増設でケーブルダクトが一杯になりましたが下の方のケーブルは不要なケーブルですが上に多数ケーブルがあるので撤去困難な状況。そこで、絶縁セパレーターで分けられている高圧ケーブルスペースにも低圧ケーブルが多数敷設されていました。その中には不要ケーブルも多数あり当然その不要ケーブルは両端を絶縁処理してあります。
    ところが、検電器が反応するので電圧を測ってみると20~30V位で白熱電球を接続するとぼんやりとですが点灯します。高圧ケーブルはシールドされていますが完全ではないのでしょう。(高圧ケーブルを延長するためレジン接続された部分はシールドをジャンパー接続するだけで事実上シールドがありません。これが影響しているのかもしれません)
    ケーブルの誘導起電力と言えども侮れないと知りました。

    • 田舎ビルメン より:

      Fw190D-9さん
      おお!です。
      >クランプメーターで測定するトランス中性線の漏れ電流は絶縁に問題が無くても
      >なかなかゼロにはなりません
      これなんですよ。
      なので自分で
      >何も問題なかったら当然0mAに近い数値です
      と書いているのですが、なぜ0にならないのかを私が書いてないので補足してくださりありがとうございます。

      と、いうことで本来のトピから思いっきり外れますが、Fw190D-9さん書いてあるのは実に大事でしてビルメンの日ごろの保全・保守だけじゃーなく工事でも大事でしてブレーカを落としたが極稀に感電事故が発生する原因になることが分かります。長~いケーブル(といってもVAケーブルでは注意喚起受けたことないんでわかりません)はとにかく要注意。そしてケーブルを何本も束ねてあったりするとFw190D-9さんが経験されたことが起こります。
      たしか数年前にこれまたこれに近い事としてハゲおっさんさんさんが(勝手に名前を出してスイマセン)シースの関係で書いていらっしゃったのを薄っすらと記憶しています。
      私も数回経験しました。しかも低圧のVAケーブルでした。(線路が悪いって思いこんで作業してが直らず、結局は端末・接続機器の絶縁が悪かった、というお粗末を経験しました⇒なぜなら機器メーカーが「うちは悪くない」と言い切ったので(中略)「じゃー張り替えてみるか」でした)

      それと変圧器の中性線漏洩電流値ですが、天候によって左右されたらこれまた要注意ですね。晴天と雨の日で値が倍くらい違う、となったら原因を突き止めるは大変でもトライはしたほうがいいです。いつか痛い目に遭う可能性があります。

      と、いうことで勉強しているときは「こんなの現場で役に立たないなぁ」と思いながらしていたものですが、実際は現場で「なるほど」とか「ああ、それはアリだな」とかを経験しますね。

      • ハゲおっさん より:

        名前を出していただいたのでお久しぶりで書き込みます。

        トランス中性線は普段から漏洩電流を図っておいて、+50mAぐらいになったら「何かあるな!」と考えればよいかと。
        ただし漏電とは限らなくて、海外製のインバーターが動き出したり工場の大型機械がうごきだしたりすると乗っかってくるノイズもあるので、漏電と決めつけるのは早計ですが。

        漏洩電流を図りたいのであれば、専用のリーククランプ、できれば50Hz,60Hzを切り替えられるものがあるとより精度が増します。もっといいのは活メガーで、こいつは普段から漏れ電流が300mAほどあるトランスでも(普通のオフィスビルだったら漏電確定ですねw おんぼろ工場の海外機器満載だとこんなん当たり前でした…)、活メガーで測定すると、うまくすれば一桁代のmAが測定されます。
        さすがメガーの代替品として認められてるだけはありますね。
        まぁトランスのデカい端子にクリップはさむのはちょっと怖いですが。

        私は最近はアンカンシンなどの書類仕事やコストカット、プラントの運用変更・切り替え、新人教育、月次点検年次点検の計画、BTやポンプの不具合怪現象対応といった感じで電気のカンが鈍りつつありますw
        電気の仕事はいきなり飛び込んでくる漏電・サーマルショックリレートリップ(ほぼ電気的原因ではない)やら、インバーター、PLCリセット修正、後は年一度の電気点検を自主でやるぐらいですかねぇ。
        そのうち電気屋さんに戻ろうと思ってますw

  13. Fw190D-9 より:

    ハゲおっさん様

    〇〇〇インテックの活線メガを使用した事があります。活線メガで測定すると漏れ電流は少なく異常が認められないのに絶縁監視装置は警報が頻繁に発報する。おかしいなぁと思い良く調べたら絶縁監視装置のディップスイッチの設定が誤っていました。設定したのはその電気室を施工した〇光電気さんでしたので呼び出して設定し直して貰いました。(ビルメンの我々でも出来るのですがそこの物件の主任技術者の強い意向で〇光電気さんにやらせることになりました)
    活線メガ、あまり使いませんが役に立ちますね。

    田舎ビルメン様

    雨天時に絶縁が悪くなるのは色々な原因があるでしょうが私の経験では次の様な事でした。
    ①屋外に面した外廊下の軒下照明(雨線内に設置)の器具の口金部分に堆積した埃で雨天時に絶縁が悪くなる。防湿ソケットを使用した器具でもそのソケットに適合しない径の細いランプを使用していたので効果がなかった。(ランプ種類の区別(FLとFLRとFHF、SとSS)がつかないビルメンさんが非常に多いのには驚くやら呆れるやら。色温度の区別のつかない方も多かったです。水銀灯とメタハラの区別もつかなかったですね。)
    ②屋上に設置の冷房用空調制御盤の端子台に埃が堆積し、雨天時に絶縁が悪くなる。停電作業時にメガリングするのですが、停電作業は秋に実施するので当該制御盤内のブレーカーは全て遮断してあり電気室で絶縁測定すると絶縁は良好。(この測り方だと幹線ケーブルしか測定できない)冷房シーズンの雨天時だけ絶縁が悪くなる。
    ③外灯(庭園灯)の器具内(透明ガラスグローブ内)のCVケーブルの絶縁被覆の劣化により雨天時に絶縁が悪くなる。これは施工不良が原因です。CVケーブルの絶縁被覆(架橋ポリエチレン)は紫外線で劣化するので屋外で紫外線に暴露される状態で使用する場合は劣化防止のためにビニールテープでCVケーブルの絶縁被覆を保護すべきところテーピングしてありませんでした。
    ④屋外設置の防水プルボックスの施工不良。防水仕様といえども雨水は少しづつ入ってくるもので、特に被せ蓋を垂直にして施工していたり、配管接続部分をコーキングしていないと雨水は入りやすいです。このため、プルボックスには必ず有効な水抜き穴を開けるべきですが、穴の径が小さく有効に排水できなかったり穴を開けてなかったりで防水蓋を開けると水が大量に出てくる事が何回かありました。

    雨天時とは関係ないですが、排水槽の排水モーターの電線結線を排水槽内で結線している物件が結構ありました。レジン接続ならば絶縁不良にはならないですが普通にプルボックス内で結線している物件もあり、頻繁に絶縁不良が生じてました。いくらエフコテープを巻いても自己融着する前に湿気が侵入するので絶縁不良はなかなか防げなかったですね。明らかに設計ミス・施工ミスですが現場を経験していない人が設計担当だったり経験不足の現場代人だとこうなります。なので、発注側は設計者や施工業者以上に知見が求められます。ビルメンさんも設計や施工にもっと関与すべきだと常々思います。そうなれば業界の地位も向上し待遇も良くなると思うのですが、ビルメンさんの質の向上は今のままでは望むべくもありません。