電験の科目を「電力」から始めたほうがいい理由

電験の科目を何から始めたほうが良いかというのは人によって違うとは思いますが、大抵の人は理論をまず終わらせて…と考えると思います。

しかし軽めに理論をやりながら、電力をやるのが効率も良いですし続けることができる道だと思います。

電力は内容が身近

「オームの法則」が理解できたくらいの時点で「電力」から参考書を読み進めていくといろいろとはかどります。

電力参考書の最初は発電所から始まります。

水力、火力、原子力…設備管理の仕事に就いていなくても家で使っている電気はこうやって作られているのか、と想像することができます。

発電のあとは変電です。パーセントインピーダンスで少し戸惑うかと思いますがそんなに考える必要はありません。そのうち分かるだろ、くらいで結構です。

そのあとは送電になります。電線、がいしの構造などビジュアルで答えられる問題が多いです。送電方式なども図が多くてとっつきやすい分野です。

内容が身近ということもありますが、計算が少なく図が多いのですね。

理論は計算が8割で問題も難しく初学者がずっとやり続けるのはつらいものがありますが最初のうちは理論2割、電力8割くらいで進めると勉強に一番大事な「続ける」ことができるようになると思います。

何はともあれ続けることが出来なければ意味がありません。電力を学習の中心にすることで電気の勉強全体に興味が湧いてくることになります。

また電力は図が多いので斜め読みでも学習したことになります。

理論や機械ですと「勉強するぞ」という気持ちを十分に入れなければ机に向かえませんが電力なら参考書を読んでいるだけでも勉強した、という充実感があります。

鉛筆を持たなくても勉強できる科目ということで当初学習を進めていくのに最適な科目だと思います。

また、一周したあたりで法規も同時に進めていきましょう。電力の根拠法令なども勉強できるので相乗効果が狙えます。

電力、法規が一段落したあたりになると学習の習慣がついていますので理論にも戻りやすいです。

それと少しずつでも結構ですので過去問にも挑戦しましょう。解けなくても全く構いません。が、電力は過去問は割と解けてしまうので自信に繋がるかと思います。

このように電力を初期学習の中心に据えることにはメリットしかありません。是非やっていただければと思います。

実は電力は28年度にかなり難化

私は平成26年度の試験で電力科目に合格したのですが26年度はかなり易しい問題でした。参考書の例題レベルであり、過去問をしっかりやっていたので85%得点できました。

ところが28年度の問題…かなり忘れていることもありますがかなり難化しています。試験会場で問題を初見したあたりで固まった人も多いのではないでしょうか?

実際、科目合格率はほぼ半減(平成27年15.1%⇒平成28年度8.7%)になっています。

私もこのレベルが出たら固まっていたと思います。

ここ15年ほど簡単だと言われていた電力にも変化のきざしが来たのかなという感じです。

ただ「このレベルの問題が出るんだ」というデータは取れたということでもありますからそんなに恐れることはないかなと言う気もします。

少なくとも試験会場でいきなり出くわすよりは、ずっとマシですから(笑)

しっかり対策を立てていきましょう。

かなりの難化でも過去問中心に勉強をしていれば55点は取れます(去年の理論がそうでした。難化というより傾向が変わった、と言えますが…)。

電力から勉強して電気の勉強のアレルギーを失くすことから始めていけば合格も近づきます。

まずはベッドに横になりながらでも電力の参考書を読み進めていきましょう。

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