マスターキーを無くす=会社も無くなる

家の鍵が無くなるのと訳が違います

ビルメン、設備管理員として働き始めると建物内の扉の殆どを開けることが出来る「マスターキー」がひとりひとりに貸し出されます。

このマスターキーを無くすとどうなるか…建物の殆どのドアのシリンダーがひとつの鍵で開いてしまうので建物のセキュリティが無くなってしまいます。

鍵を無くした? 怒られたパートのおじさん

わたしは以前商業ビルとマンションの複合施設に勤めていたのですが、当直明けの報告をする時にパートのおじさんが「鍵が…」と言い出しました。

その時におじさんが無くしたかもしれないと言ったのはマスターキーではなく数カ所が開けられるだけの鍵でした。

朝礼の席でおじさんは「ウヘヘヘヘ」と笑ってしまいました。照れ隠しなのかよく分かりませんが、それがよくありませんでした。所長が大激怒です。

「◯◯さん、鍵を無くすのがどれだけ大変なことか分かっているのか!」と。

設備の仕事に就いて少しすると鍵を無くす恐ろしさは身に沁みて分かっています。パートのおじさんはまだビルメンになって日が浅かったので分からなかったのでしょう。

鍵を無くすとドアに付いているドアノブの部分、鍵のシリンダーを全て交換しなければいけないのです。

設備管理を任されている会社はオーナーさんから鍵を預かっている責任があります。

マスターキーを無くしたならシリンダーを全て交換、費用は設備管理会社持ちです。

シリンダー交換作業時に建物の運用に支障があるでしょうから、そのお金も当然出さなければいけません。

ある総合大学で鍵を無くした設備員が居たそうですが、その時の損害賠償額は2億円だったそうです。

設備管理会社は保険に入っていますから金額に寄っては払えない事はないと思いますが、会社の信用は完全に失いますので契約は打ち切りでしょう。

鍵を無くした場面で笑うというのはおじさんの失策でした。その後結局鍵は見つかりましたが居づらくなったのか、おじさんは辞めてしまいました。

ビルメンになったら鍵は握りしめるくらい大切に

わたしは当直時も鍵は服に付けたまま寝ていました。それくらい緊張していないと無くす可能性があると思っていたのです。

小さな建物でもシリンダー交換代金は数百万程度になります。ビルメンになった時は、仕事は多少いい加減でも良いのですが鍵だけは緊張感を持って扱いましょう。

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