URLはこちら。
第15回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会 電気保安制度ワーキンググループ
拡充版保安管理業務講習は資料1ですね。
時間は75時間、今は40時間くらいですからほぼ倍ですね。
受講料も倍になって20万円くらいでしょう。
内容が決まったので来年度内くらいには動き出すと思います。
ここ数年で5年かかっていたものが講習を受けただけで2年で済むようになりました。
3種も異常なほど難度が低くなって、これで確実に数年以内に人手不足も解消になるでしょう。
保安法人が困っていたのは33点を持たせることが出来なかったから。
経験が5年ないと現場を持たせることが出来ないので、試験補助員とかで誤魔化し誤魔化し雇用しておくしかありませんでした。
勤めてるほうだって激務で5年も待てません。辞めてしまいます。
それが今や2年…。企業も2年なら未経験でも雇いやすくなるでしょう。
2年で戦力になるのであれば、若い人を雇って待とうかなとなります。
これで一部でやっているような、新電力を保安と併せて売ってくるような保安法人はすごく強くなるでしょう。
何せ今度は人が余るようになるのです(余るようになるのは10年くらいかかると思いますが)。
ただ、悪いことばかりではないですね。
資料2で制度の合理化について触れられていますが
特別高圧の外部委託は引き続き認めない方針のようです。
つまり特高で選任をしている人はまだまだ安心です。
さて、私も対象である個人事業主の保安業務従事者はどうなるのか…
保安法人が沢山ある都会は難しくなるかもしれません。
保安法人が営業に来ないくらいの地方であるなら生存できるかもしれないです。
どうなるか…
今いる年配の個人事業主のかたが引退を考え始めるであろう、5年くらいの間でかなり動くと思います。
良い方向に動けばいいのですが。
コメント
ビル万様
お疲れ様です。
2年でOKになると今の三種の試験を鑑みれば、何れ管理技術者のものすごい増員が起きるのではないかと危惧してしまいます。。。
管理技術者が余るようになると今度は価格競争で独立系ビルメンテナンス会社のようなダンピングが起きるのではないかと心配ですね・・・
安定を求めて電気主任を目指したのに中々人生うまくいきませんね。。。
>2種マンさん
3種は本当に簡単になりましたね。
試験は年に2回、CBTに至っては過去問の数字を替えたどころか過去問がそのまま出る、
過去問に勉強を絞るだけで1年で合格できる試験になりました。
そして講習使えば2年で管理技術者です。保安法人は大助かりでしょう。
元々5年ほど前から経団連所属の某保安法人が「1年にしろ」と経産省に陳情していたのです。
経産省も経団連所属企業のお言葉は無碍に出来ず、そのとおりになりました。
ただ、その経団連所属企業が同時に陳情していた
特高施設の外部委託は流石に認められないと突き返しました。
管技周りのことと違って社会安全に関わることだからでしょう。
つまり2種が必要な5万ボルト以上のところで選任されているのであれば
(もしくは代務者でも)安心という事ですね。
したがって2種マンさんは食いはぐれはないです笑
人材不足解消、になればいいのですが懸念されている料金の叩き合いも始まれば何のための制度変更かわからなくなりますね。
問題は本当に人材不足が解消されるのか、です。
確かに三種は試験問題が平易化されたので合格率は格段に上がるかもしれません。
ですがそもそも受験者が減っていけばどうなるのか?です。
20代・30代はかなり減っていき、10代ともなると人口が少ないですから。
それに建築業、設備保安業は人が来ませんのでひょっとしたら焼け石に水の状態になるかもです。
>田舎ビルメンさん
料金の叩き合いはもう始まっていて…始まってはいるのですが値段相応ですので
やっぱり値段高くてもちゃんとしてくれるところに頼みたいというお客さんも多いです。
よく考えると一件5000円くらいで請け負う激安保安法人だと給与も安いですから
電験に夢を持っているような若い方は入職しないかもしれませんね。
そうなると一財のほうに行くのかもしれません。
入職者自体は確実に増えると思います。
企業も2年なら待てますし全員が独立を考えている訳ではないですから。
ちなみに3種は合格率は倍になりました。
年1回の頃は8〜9%だったのが最近は16%超くらいです。
それが年2回ですからまさに誰でもウェルカムな状態です。
そんなに柔軟にやれるならもっと早くやればよかったのにと考えますが
お役所仕事は見通しが甘いので仕方ないですね。
保安法人も、底辺への競争の時代に入っていくのでしょう。
独立している人は、それでもコスパの良い仕事ではあるんでしょうが
保安法人の雇われのひとは、待遇悪くなっていくんでしょう。
特高も統括制度ができてしまったので、やろうと思えばいくらでも電気主任減らせますね・・・
主任技術者の業務自体は、若い人のほうがミスはでないでしょうが
電気事業法に規定されてない部分での判断、更新、点検は会社上層部がどんどん認めなくなって、会社の言う事をそのまま聞く主任技術者ばかりが生き残っていくのかなーと思ってます。
安全は口だけの国だからしょうがないですねぇ
>ハゲおっさんさん
もともとテ〇ノが数年前から経験年数減らせと言っていたので流れは分かっていました。
しかしネットが使える若い人はテ〇ノには行かないでしょう。
ブラックだと知っているからです。
そういえば拡充版の金額予定ですが
なんと50万くらいするそうです。それで3年が2年になると言っても
受講する人はいないでしょう。
50マン・・・
何が何でも社内で監理技術者を急いで取らせたい所専用ですかね。
重機関係の免許でも10~25万ぐらいで、数年間勤務継続を条件に会社負担というのはありますから
50万でも会社負担で出すこともありうるのか・・・
50万でもまぁ…
人という魔物を1年早く使うことができるのなら需要はそれなりにあるのではないでしょうか。
ただ、3種にもう価値なんかないのではと今ひしひしと感じているところです。
>らみみさん
管技になりたいかたは多いと思いますが
独立する前に修練を積んで積んで積みまくれば試験専門要員などになって稼げます。
ビルメンで選任になるくらいであるなら価値がないというのはそのとおりです。
ただ、修練を積むためであっても50万は個人で出すにはちょっと…という感じですね。
もう1年我慢して普通の講習を受けて余った40万を開業資金にしたほうがよいかと思います。