薄給楽務とコンプレックスと勧誘

皆さんご存じのとおりビルメンは薄給です。

40代50代で新規に入職しても20万くらいは貰えますが

そのあと昇給はほぼありません。あっても雀の涙です。

50代で独り身なら別に手取り20万以下だろうが暮らしてはいけますので

そんなに悩まなくてもいいと思うのですが

やはりというかそこは同年代のスーツを着たサラリーマンと比べてしまう悲しい性が出てしまうのが人間というものです。

同年代の年収500万以上貰っているサラリーマンに劣等感を感じてしまう…

500万だって年収ランクでいうと中央値くらいですがビルメンの給与はそれより遥かに低いですからね。

そこは

「スーツを着た人たち、

難しい試験を乗り越えて会社に入り、

満員電車に揺られて毎日数時間の残業をこなし、飲み会にも黙って出て盛り上げて、

休みの日は取引先との接待ゴルフ、それを30年間耐えてきた人たちなんだ。

差があって当たり前だ。」

というふうに何故差がついているのかを分析できればいいのですが、そもそも初手が嫉妬から始まる人は自分に甘いのでそういう結論に行きつくのはなかなか難しいです。

ビルメンの仕事自体に付加価値がないから薄給なのに

給与に差があることだけに憤慨したりします。そしてコンプレックスを抱く。

これを詐欺師に突かれます。

私は以前勤めていたところで未公開株詐欺で騙された派遣ビルメンの人に話を聞いたことがあります。

「これから上がる。今上がった。今買わないと損。億稼ごう。今の生活から抜け出そう。」

そういう甘言に乗せられ、その人は大切な300万円を失いました

もう金が取れないと気が付いたら、向こうからは連絡が無くなるそうです。詐欺師は引き際もはっきりしていてドライです。

あとこれは以前の記事で書いたかもしれませんが

別の職場で私が請負先の人からマルチに誘われたこともあります。

その人が私に言ったセリフ

「この商品を買えば、必ず上に行ける。世の中の仕組みを作る側だから。」

は忘れられません。

世の中の仕組みを作る側に居る人がサラリーマンをやっていることはありません。

もし、世の中の仕組みまで行かなくてもある程度、なんらかの商売の仕組みが分かったなら

お金を借りて起業すればいいだけです。

金銭的リターンはマルチなんかより全然あります。

儲かったあと会社を売却するもよし、株を公開して創業者利益を得るもよし、

世の中の仕組みなんて甘言中の甘言、殆ど妄言です。

マルチの幹部からのマニュアルでしょうから言わないと駄目なのかもしれませんが、

言ってておかしいと気が付かないといけません。

世の中の仕組みだなんて、そこまで自意識を肥大化させていいのは狂人か天才だけです。凡人はたいていの場合前者です。

もちろん大なり小なりこの手の詐欺が低所得者層相手に跋扈している以上

騙されるのはある程度仕方ないですね。

詐欺師は皆騙しの天才ですから。天才が多い理由は、騙して得るお金が一番確実だからです。一度の金額も大きい。天才が群がります。

スーパーで10円高い安いで買う買わないを悩んでいる人も

詐欺師に洗脳されたあと、マルチの教材には数十万ほいほい払います。

よく言われる「そんなに儲かるなら自分でやるだろ」

というのも思考の中に出ないよう詐欺師にコントロールされてしまいます。

騙しの天才と儲けにヨダレを垂らしている一般人、勝負になりません。

人の思考はその人だけのものではありません。

視界を塞がれ、都合のよい情報を流し込まれ、自在にコントロールされ、

俯瞰で物を見られなくされてしまいます。

これは、あれは、今度は、違う!

俺は、私は、確実に儲かる!

そしてまた、なけなしのお金を失います。

…しかしもし騙されたとしてもがっかりすることはないです。

もし騙されたとしても勉強料です。

勉強料が命に関わる金額にならなければOKです。

他人から儲かるオイシイ話が来るような、自分はそんな身分なのか

他人から儲かるオイシイ話が来る、自分にそんなに魅力があるのか

を考えるだけでも回避できる確率は高くなります。

ただ生きているだけでよい。

そう考えることができれば、詐欺には引っかかりづらくなります。

とにかく儲けの話などないです。

もしあるとしたら自分で情報を集めて小さくとも何かを作った時だけです。

詐欺師の懐が潤うのはムカつくので

儲け話には徹底抗戦していきましょう。

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コメント

  1. 赤い左辺 より:

    私のこれまでのビルメン生活で、薄給コンプレックスを抱いている人は周りにいるように感じませんでしたが、配達業の会社にいたときは、薄給や仕事内容にコンプレックスを抱く人が少なからずいました。

    birumanさんが書かれている通り、そんな人の中に怪しい儲け話の会合に参加してはお金を取られる事を繰り返す人がいるのを実際に見ました。

    まさに
    「これは、あれは、今度は、違う!
    俺は、私は、確実に儲かる!」

    と叫んでいたのです。そのまんまです。もうパターンにはめられてしまうのでしょうね。

    • biruman より:

      >左辺さん
      コメントありがとうございます(^-^)

      ビルメンは終着駅なので薄給を悔やむひとは私も見たことがないです。
      あと大体の現場で仕事が楽なので「こんだけ楽なら仕方ないなー」と考えてしまうのではないでしょうか。

      配達などのキツイ仕事だと一発逆転して
      このキツさから抜け出したいとあがいてしまうのかもしれないです。
      しかし本文中にも書いてあるように、そんな話は下民の人には来ません。
      下民には来ない筈の怪しい投資話に時間を割くくらいなら
      副業して自分に向いてる仕事を探したりするのが建設的ですね。

      あと、一度怪しい投資話を受けた人はずっと騙され続けるということなので
      そういう人の名簿が出回ってるようです。
      損を取り返したいという心理なのでしょうね。
      100万200万は損のうちに入らないと割り切って勉強でも頑張った方が人生が良くなる筈なのですが…。

  2. 田舎ビルメン より:

    私も薄給コンプレックスの人を見たことがないのです。
    と、いうか全てにおいてコンプレックスの塊の人が今や
    「毎日が楽勝!ですべてヨシ!」
    とでも言いたげな人の集まりです。
    下手に儲けて大金を手にしたら「緊張して困る」というような人の集まりでもあります。
    人生、お気楽こそ最高です。

    • biruman より:

      >田舎ビルメンさん
      仕事があまり好きでない人達の集まりでもありますよね。
      お金も、まあ欲しいちゃ欲しいけどそれより毎日お気楽極楽のが大事だ…
      と考える人がビルメンをやっている印象です。

      確かに身分不相応にお金を稼げるような仕事は存在しますが
      お金も良いけど凄い激務なことが多いです。
      なのでストレスも溜まってしまい散財したりして意味が無かったりします。
      …などと言うと酸っぱいブドウと言われるかもしれません笑
      お金は大事ですけど精神がすり減るようなのは止めときたいものですね。

  3. ハゲおっさん より:

    なんというか 人間は 比較ができるものだとやたらと拘るくせに
    簡単に比較できないものだと、安易な選択をなんとなくのイメージでするのかなと思ってます。
    スーパーはわかり易い例で100円VS120円でどっち選ぶといった話です。

    逆に運転員で、すぐに車の事故を起こすやつがいましたが
    ある日車を事故でお釈迦にして、新車をかって通勤してきました。
    私や他の同僚は どうせまた事故るのだから、通勤用に安い中古車買えばいいのに・・・と思っている間に 予想通り事故。

    他人から俯瞰してみると 何考えてんだコイツ
    となるのかもしれませんが、本人には見えないものなんでしょう。

    かく言う私も、お金の詐欺にはあってませんが、仕事の選び方という意味では何も見えてない気がします。

    • biruman より:

      >ハゲおっさんさん
      何でも自分の事は分からないものですよね。
      足元が見えていないのもありますけど
      自分にはやっぱり甘くなってしまうのでしょう。

      データから逆引きしてこれなら上手く行くという分析が冷静に出来る人なんてなかなか居ないと思います。
      わりと世の中は短絡的短慮短気な人で構成されてるから上手くいってるのかも。
      衝動買いする人が居なくなったら経済が回りませんし。