なんでペーパーの資格が必要なんですか? それは…

皆さん、資格を取っていますか?

もちろん取りまくっていると思います。ビルメンにとって資格は言わば生命線です。

資格の有無を聞かれたときに

「その資格は持っていないんです…。」

と答えなくてはいけない時の切なさ…。

ここであなたはふと考えると思います。

何故現場で出番のないような資格が必要とされるのか、取ってもペーパーで殆ど使えないという先輩が多いのに…。

その答えは経験者なら簡単に出てきます。

答え:契約に必要だから

はい。ドン。

終わりです。

オーナーさんとの契約に「この現場の設備員は全員電工2種持ちとする。」となっている場合、持っている人しか採用しません。

「これから取得します。」なんて人を雇っても仕方ないんですね。

現場ではある日突然、人が辞めるなんて事も日常茶飯事です。

癇癪を起こして「明日から来ねえよ!」と捨てゼリフを吐いて来なくなるおじいちゃん設備員…。数人見ました。

こういう時に資格を持っていればスッと潜り込める訳です。普段は採用されにくい現場であってもこの場合は「急募」になってしまいますから誰でもウェルカム状態です。

まあ…突然人が辞めるような現場が良いか、と言われるとアレですが…。それでもまれに良い現場もあります。

不安であれば現場見学などのリサーチをすれば地雷は踏まないと思います。

保有資格は難度が高ければ高いほどよい

資格の難度が高いとおいそれとは替えが効きません。

電工2種よりは電工1種、電工よりは電験です。またビル管など他の資格では替えの聞かないオンリー資格も良いでしょう。

現場によって必要な資格は違いますが、建物のオーナーさんが

「この資格持ってる人常駐させて欲しいなあ…。」

というような資格は大体決まっています。それが契約書に記載されているのであればビルメン会社は絶対に送り込まなくてはいけないのです。

出来ない場合は契約違反ですからね。

契約解除の条項がどのようになっているかはビルメン会社とオーナーさんの関係にもよりますが通常は半年も見つからなかったら次年度の契約はマズいでしょうね。

なるだけ補充しづらい資格を取得していきましょう。

私もそうですが、現場のビルメンはこういう事に疎いのですね。

現場で資格を持っていない古株の先輩が

「資格なんかより、現場の経験なんだよ!」

と言っても聞き流して結構です。

ビルメンの現場は永遠ではありません。会社が入札に負ければその現場からはサヨウナラです。

現場が無くなるとき…その経験豊富な(と本人は思っている)古株の先輩と、資格を持っているあなたのどちらが会社に残れると思いますか?

最悪、転職するとして採用されるのは?

言うまでもありませんよね(笑)

契約書に載っている、設備員ならヨダレを垂らすような有用な資格を取っていきましょう。

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