最近コメント欄に書きこんで頂いたことで
記事のヒント貰うことが多いけど
賠償の話があったから思い出したことがあった。
年次点検のときに
高圧側は保安法人、低圧側はビルメンで絶縁測定するんだけど
点検終わったあとにビルに入ってるスーパーの
よりによって冷凍コーナーのブレーカーを戻し忘れて
冷凍食品が全部駄目になった。
損害はだいたい数百万だった。保険で会社はノーダメージだったが
ブレーカー戻し忘れた人がどうなったかは知らない。
始末書くらいは書いたんだろうか。
電気の仕事はうっかりすると自分が感電したり
点検しにきたはずのお客さんの設備を逆に壊したりする。
なので、作業手順書やTBMが大事なのだが
だいたい細かくはやらねえし、話聞いてないやつはどうしようもないからな。
個人で働く管技も、よくよく聞くとコイル焼いただのの話は聞くけど
みんな青くなったりはしてないな。
保険あるし、契約切られたって他のところがありますーん、って感じなんだろうか。
当たり前だが一番いいのは何事もなく点検終わらせることだから
うっかりを無くすことだよな。
…と「無くすのが大事」とかいうのは簡単。
そんな話で終わらせたら思考停止だ。
人間は失敗するという前提で話を進めて、作業工程練らないと
同じような事が起こり続ける。
今は写真や動画撮るのも簡単にできるからチェックシートと合わせていって
ポイントポイントで締めていくのが一番ウッカリandヒヤリハットが無くせるだろう。
まずは自信満々で作業するのをやめることだよな。
手順書どおりにやれって進めてもダメな人が居るくらいだからさ。
そういう人は「適性無い」っていうんだけどね。
適性無くても働いて行かなきゃいけないのがツラい所だな。
失敗を前提に落ち着いてやっていきましょうや。
コメント
ビル万さま
お疲れ様です。
記事を読んでいて本当にそのとおりだと思ったのですが…
確かに管技でコイル焼いたとか、投入忘れて冷蔵庫の中のもの腐らしたとか、そういう人らって居直ってて何も気にしてないですね…
自分は一人で仕事してるので何かトラブルが起きると本当焦ります。今回の記事の通り、要所要所でまとめたりして絶対ミスないようにやっていきたいです。
ただ、冷静に対応するためにも居直ってる人らみたいな心臓持ちたいですね。。。
>一種科目合格マンさん
まあその…昭和の気にしなさは異常と言いますか…
ひょっとして真面目に考えすぎると駄目なのかもしれませんね。
鉄面皮が仕事を長く続けるコツなのかもしれません。
そういやビルメン時代も「こいつマジで…」ってなるような設備員こそが
その現場で一番古参だったりしたのを思い出します。
働くってなんなんでしょうね。