仕事柄、色々な業者さんの仕事に立ち会ってきましたし今も立ち会っています。
私などは人生を真面目に考えてこなかったので未だにまともに出来ることはご飯を食べることとトイレに行くことくらいですが(それもまともかどうかは分かりませんが(笑))世の中には
「よくこんなこと出来るなあ…。」
というような技術を持っている人が沢山います。
ぶきっちょな怠け者には理解できない世界
例えば電気ですと仕事的には最も分かっていないといけないものではありますが実際はサッパリで、分電盤の中のブスバーを見るだけでも「こんなのよく固定できてるよなあ」と感じます。
配線も「よく間違わずに繋げてるよなあ」と感じます。
あと感心するのは建築です。
巨大建造物はもちろん、工具の使い方もおぼつかない身としてはひたすら感心するばかりです。
ダクトが天井にくっついてるのも「すごいなー」と感心します。
感心してばかりなのは自分にはとても出来ないから。
昔から工作なども苦手で何か作っても歪んでたりしました。不器用なのもありますが性格がいい加減だからでしょう。
そしてビルメンとは真逆の世界だ…
いつも申していますがビルメンは終着駅です。
これから何かやってやろう!というような人が来るところではありません。大概は、失望します。
『自分は工作が得意だった、人よりは上手かった、手先の器用さなら100人居た時に10番目くらいに入れる。』
そのような人は技術を身に着けたほうが良いでしょう。生涯賃金が違ってきます。
当然その逆の人も居ますよね。
『工作なんかに興味は無かった、かなり不器用で運転なんかも苦手、手を使うことはやりたくない。』
そういう人はビルメンに適正?があります。
私も最近はもどかしさを感じたときは自分の学生時代、もっというと小学校くらいの頃を思い出して適正を考えます。
そうすると怠け者で手先も不器用な自分が生活出来てるだけでいいか、となります。
ちょっと悔しいですが、それは自己評価が高すぎるからでしょうね。人間は自分にはトコトン甘いです。
私ごときは優しいビルメンの世界で生きていくのがいいのかもしれません。
皆さんは如何でしょうか…。
コメント
birimanさんは、社会不適合者では無いと思います。
ビルメン としての経験をベースにしながらこのブログを続けているんですから。
このブログによって誰かしらの方がビルメン という職業について理解を深めています。
それでもう社会から必要とされてるじゃないですか…。
それには間違いなく文理での文が長けてないと出来ないのと、ブログをやるやる気とそれをやる為の方法を学んでここまで来てるじゃないですか…。電験3種にも受かっているのも文の能力があったから合格に繋がったんじゃないかと思いますよ…。2種は流石に理を強くしていかないと駄目ですが…。
後、知人にビルメン やってるのが居ますが、電3よりビル管の方が必要とされてると言ってますよ…。自分自身もそう思います。正直KDH辺りに委託で点検して貰えば何とかなっちゃいますからね…。けどビル管は経験年数が必要だしビルメンテナンス業においては絶対に必要ですから…。
>hayabusaさん
コメントありがとうございます。
お褒めに預かり光栄です。
ビルメン=社会不適合者のようなものでして当たらずといえども遠からずの気持ちで書きました。
不適合者というか、自分が他愛もない存在であるという自覚があると不当なことが起こった時に(それは他人からでも運命からでもどんな原因からでも)
ダメージが少ないですから意識してそうしている部分もあります。
もうすぐ人生が閉じようとしているので尚更そう感じるのかもしれません。
どんな仕事に就いていようといくらお金を持っていて隆盛を極めようと人はだいたい50年後は土に還ってますから大したことはないんですよね。
朝は元気でも夕方には死んでいたりします。
家族と毎朝水盃を交わしていたっておかしくはないのが人生です。
そう考えると争うのもバカバカしく、どうせこの威張ってる人だってそれを聞いている私だって50年後は火葬されて土になってるんだから怒って目を三角にしたり口角泡を飛ばすことはないな、など思うことが多いです。
コメント返しなのにちょっと取り留めのない文章になりました。すいません。
これからもビルメンという職業の紹介を知っている範囲で少しずつやっていきたいですね。
まずはいつもの通りで、
birumanさんに以前何度か書きましたが、文章をこれ程書けるって素晴らしい事なん
ですよ、と言いたいですね。私には出来ません。
そして、
カネが欲しければ資格があるんだから施工管理技士でもなって現代人をすればいい
じゃーないですか、って言いたいですね。
これはbirumanさん宛ではなくカネ=生き甲斐・地位・幸福、と考えている人へです。
私は真っ平ごめんです。現場でのヒラルキーは最下位、誰よりも早く来て誰よりも遅
くまでいて、工期もほぼ最初からほぼ最後まででおそらく何割かの現代人は今年も除
夜の鐘をJVで聞くんじゃーないですかね、、、。
それで700~1000万、って言われても私は定時に入って定時に退社する今の生
活の断然いい、って答えますね。なぜならその為に世間的には低いですけどビルメン
会社に入社したんですから。
そして職人さんは仕事量、質を考えたらそれ程コスパいいわけじゃーありませんから。
この寒風吹きまくりの中で仕事して、年収500万~700万ですよ。
時間も移動を考えたら滅茶苦茶ですよ。
有り難い人々です。
私ら防災センター・詰め所・中央監視室でほぼ3分の2位いてそれでカネをもらえる
んですから有難いハナシです。
ですけど若いうちから来る世界ではありません。
糞○○ぃや偏屈〇ー〇ーと闘うにはまだ若過ぎますから。
>田舎ビルメンさん
年を取ると余計に時間の大切さというか…感じますね。
私の場合はお金もありましたが、やはりコンプレックスと言いますか
もし何かトラブルなんかがあった時に対応出来ないのは悔しいな~と感じていたので焦っていました。
そうは言っても特に努力するわけでなく時間ばかり過ぎていき…2年ほど経ちました。
最近は不安はまだ確かにありますが
「なるようになるか…。」
という気持ちも出てくるようになりました。
今の生活を捨てて修行の旅に出るのはかなりキツそうです。
行けるところまで行って、現場のトラブルを解決出来ず続かなさそうなら辞めたらいいかなあと
開き直りの精神すら自分の中に出てきて生来の図々しさで得をするとは、と苦笑しています。
仕事の考え方については田舎ビルメンさんの意見に全面的に賛成です。
もうしばらくは空調の効いたところで仕事をしていこうと思います(笑)
>田舎ビルメンさん
私(男)、一応2級電気工事施工管理技術検定には19(早生まれ)で1回で合格してますが
年収は330万程で残業代ほぼ支給無し、全国出張有、親会社の寮に入る(強制)という条件で4年目の半ば迄出向させられた子会社で電気計装設計・積算・施工管理やってましたよ…。
そこから親に戻らされ今度は計装保全やってましたがシニアの中の数少ない老害を教育担当にされ、保全担当も親が買収した所で壁が有り、老害には「君は何処にいっても向いてない、さっさとここを辞めてほしいし、誰も君の事なんて考えてねーんだよカス」とか言われながら残業代ほぼ無しで今年の10月迄居ましたから…。
11月は品証で分析・解析やってますけどBMになろうと決意してます。
歓迎会(先週の金曜)で課長が隣に座ってたけど課長はインフルエンザの時で見事感染し、それでも今週の月曜日は来て、2日休むといっても風邪なら1日しか休まないのが当たり前だよねーとか言われつつ休んでインフル判定を無事貰い無事明日も休みます。
もう親戚や知人が絶対辞めた方が良いと言ってて親戚も転職を全力でバックアップすると言ってくれてるので頑張ろうとしてる所です。
自分自身、辞めさせてくださいと8回程言ってもその度に1時間程の監禁をして続けさせるんでもう労基入れてでも辞める様にしないと、と覚悟してます…。
ちなみに〇FFC同様の系列で、正直「〇の〇〇」とか嘘です。
採用は親会社なのに会社都合で子に出向しただけでここまで差別しますから…。
この内容はヤバいと自覚してます。
だけど、世の中実力だけでなく運等も大事なんだという事が分かる為に承認して欲しいです。
僕は運がほとんどだと思っています。
アホな会社は人不足になるってわかってても、資格持ち経験もちをいつでも補充交換可能な部品として使い続けていますね。
Hayabusaさんはお若いようですから、将来へのステップアップ=自分の価値を高める 仕事を選ばれたらいかがでしょうか。
ビルメン出身の私が言うのもなんですが、ビルメンは経歴としてはNGレベル。技術は基本的につきません。(私がいた物件はたまたまオーナーが余裕あるひとで、こちらから志願すれば盤改造までやらせてくれる人でした)
私の場合は年齢もあって、資格+経験でビルメン→太陽光発電→工場→バイオマス発電 と流れてきました。面接では自分の趣味の都合に合わせた要求をのんでもらえるようになりました。(中小企業のみ。大手は相手の提示条件に乗るしかない)
Hayabusaさんの場合は、計装設計の経験が評価されそうです。経験が詰めそうな会社に3年くらい潜り込んで特化していけば、さらなるステップアップが狙えるのではないでしょうか。
ビルメンにはいつでもなれますから、雇用主が下手にでてくる立場を目指してみるのも一興かと。
何度も同じようなことを書きますが
継電器試験とおなじで、施工も今は施工者の技術がなくても施工できるようになってますし、制御配線やシーケンスも慣れはありますがやってることは単純なものです。(ビルメン時代の私でも制御盤改造やシーケンス書き換えができるぐらいですから)
また職人といっても、訓練校卒業したてにすら劣るベテランもいます。メーカー下請けの高めの見積もりとってく電気工事会社は、マルタンの圧着抜けが3/100箇所ありました。
メーカーの人間にしても、インターロックや保護装置さえ理解してない人間が結構います。明らかに仕様としておかしいだろうと指摘すると、お客のこちらにむかって口から泡を飛ばしてなぞの反論をしてきます。技術も対応力もダメですね。でも大手メーカー勤務なので高給取りなのでしょう。
ビルメンもアレな人は多いですが、ご存知の通りスペックオーバーな人も紛れていますから。職人やら大手企業やらで逆もあると。
>ハゲおっさんさん
たぶん仕事でやっていると慣れもありますからそれなりに出来るようになる気もしますが
ビルメンしかやっていない身としてはコンプレックスばかりがつのります。
ただ、職人さんは本当に仕事が大変ですね。
電気周りは建設クラスタの中では最底辺で現場では他の職域の職人さんの
ご機嫌を伺いながらコソコソと仕事をしなければならないと聞きました(最近は改善された部分もあるようですが)。
それなら工場で保全の仕事を…といきたいのですが工員さんから「早く動かせ!」と凄まれたなら私などはアタフタして事故になっても動かしてしまいそうです。
そう考えると適当で怠惰でも勤まるビルメンこそが自分の場所なのかもしれん、と思い直してみたり…。
新しいことをやるには年を取りすぎたというのもあります。
30代なかばくらいなら迷わず工場設備保全に行っていました。
年寄りは年寄りらしく余生を過ごしていくのが正解なのか最近は思考が千々に乱れてよく分からなくなってきました。
>hayabusaさん
ハゲおっさんさんと同じで運がほとんどです。
私の場合、人生の上り坂は何度がありましたが下り坂はありませんでした。しかし、
「まさか」は幾度も経験しました。3.11が最大でまさかあの震災で人生が変わる
とは思ってもみませんでした。私のいる地域から遙か遠い場所の出来事にも関わらず
影響が大でした。そして今夏に知り合った内装業者が私と全く同じ経験をしていました。更に「世間的にみれば落ちた(給与・待遇)となるのだろうが、今のほうが断然
いい」とこれまた全く同じ考えを言っていました。
ビルメン世界はいつでも来れますから焦らずじっくりとやりたい事、したくない事、
優先すべきことを考えて決めましょう。ちなみに私は全てが絶好調の時に将来はビル
メンになろうと決めていました。まさか、があったので早くなったんですけど。
そして運を全て使い果たしたかのようにバラ色の日々となりました。糞○○ぃ以外は、
ですけど。あくまで私の場合は、です。
>birumanさん
まぁ、現場が全て、が我々の世界ですから
>もし何かトラブルなんかがあった時に対応出来ないのは悔しいな~と感じていたの
>で焦っていました。
が、あったとしても「だぁかぁらぁ、だったらもっと給料上げろよ。そしたら全部対
応出来る人間になるからさぁ」と凄んだうちの糞〇〇ぃのように開き直るのもありま
ですね。以前書いていらっしゃいましたけど下手に手を出して更に状況を悪化させる
よりは業者を呼ぶ、連絡係もありじゃーないか、と。仕様書がどうなっているかです
が私は最近、「知っていても答えない」「出来たとしても手を出さない」の自己方針
でやっています。これについて書くと更に長くなりますのでまたの機会に・・・。