特に地方のビルメンテ会社であることですが設備の仕事と清掃の仕事がワンセットになっている求人があります。
清掃も設備の維持管理の一部なのですね。毎日やらないと建物が無残な事になります。
ビルメンより毎日の仕事が確定しているのである程度固定された範囲で仕事をしたいという方に向いているでしょう。
「自分が綺麗にした」というのが分かりやすいですし、皆に見て貰えるので評価も頂きやすいです。
ですがやはり限られた資質の持ち主にしかオススメは出来ません。その理由を書いていこうと思います。
清掃も設備管理も
どちらの職域も嫌な現場と言いますか、行きたくない現場は同じですね。
設備もホテル、病院、商業施設は避けたい現場ですが清掃も同じです。一番良いのがオフィスビルな点も同じです。
ホテルの清掃ですとお客さんのチェックイン・アウトに合わせて動かなくてはいけませんしベッドメイクもしないといけません。
病院はやっぱり患者さんが絡むので清掃でも身体的に危険な作業が増えますね。
商業施設はどんなお客さんが来るか分かりません。ホテル病院よりカオスなお客が来る可能性が大です。どんな汚され方でもされます。
オフィスビルですとルーチンワークである程度の流れが出来ていますし、所属の分からない不特定多数の人が来る訳でもありませんから仕事の方向が決まりやすいですね。
もちろん自分で現場が選べる訳ではないのはビルメンと同じです。大体新人はキツイ現場に行かされますので覚悟していた方がいいでしょう。
移動清掃もあります
地方ですと移動清掃の方が多いですね。小さな商業施設やパチンコ店の深夜清掃など。
椅子を片付けて備品をどけて、剥離剤を巻いて清掃、ポリッシャーを掛けてワックスして…大変な仕事です。
それから普通のビルメンにも関係あるのですが貯水槽清掃があります。こちらは1年に1度やらなくてはいけないと法律で決まっていますので無くなる事はありません。
最初に移動清掃に行かされる場合もありますので車の免許は必須です。車の運転に自信がない場合はやめておきましょう。
清掃まとめ
清掃は設備ビルメン以上にコミュニケーション能力が無いと難しいと思います。
作業員レベルでもお客さんと話して調整しないといけない場面が多いからです。営業が仕事を取ってきても現場に投げられた仕事の中には無茶なフリのものも結構あります。
また周りはビルメンと同じかそれ以上の年配の人が多いです。東京ですと80代の人が働いていたりして驚きます。
そういう人と現場を繋がないといけないので清掃はオススメ出来ません。備品を壊す可能性も高いです。会社が保険に入っていて金銭的なものはカバー出来ても信用が傷つきます。
そんな訳でわたしたちはやっぱり普通の設備管理、ビルメンを目指していきましょう。仕事の危険度は高いですが防災センターでマッタリ働けますからね。