泣く自信があった

開幕から警備の仕事のコピペを。

知っている方も多いと思いますが。

新人が入ってきた。47歳。警備業界では珍しくはない。
定年を迎えて、入ってくる新人も多いからだ。まぁ、新人は立たせておくのが一番いい。
無線を持たせて何か分からないことがあったら、連絡して来いと言って、ビルの外で 立哨させておいた。折りしも、外は小雪がちらついていた。

長時間ただ立っていると、色々なことを考える。夕飯は何を喰おうか?
今度の休みは何をするか?今までの人生。これからの将来。色々なことが頭を過ぎる。
契約先の人がヒョイと顔を出して、
「外に立っている新人さん、泣いているよ。具合が悪いじゃないの?」と言ってきた。
「何だ?」と思って見に行くと、本当に立ちながら泣いている。
通行人は泣きながら立っている警備員を呆れながら通り過ぎて行く人、怪訝な顔をする人、 笑う人、反応は様々だった。
「どうした?」と声を掛けると、やや間があってようやく振り絞るような声で一言。
「つらいです。」
よくよく話を聞くと、立っている間に今までの人生を振り返り、
何で俺はここまで堕ちてしまったのか?何で今、こんな所で罰ゲームのようなことを やっていなければならないのか?
そんなことを考えていたら、涙が溢れて止まらなくなってしまったそうだ。
結局、彼はやめた。

初出は2007年みたいですね。

もう10年です。10年って早いなあ…。

コピペの警備員さんみたいに泣く自信があった

保安の仕事に就こうと考えたことは無かったですけど、もし自分が50歳で何も拠り所になるものがなくて身よりもなくて…という境遇になったら泣くだろうなと考えました。

周りを見ても設備の仕事をしている人って既婚率が恐ろしく低いんですよ。

変わり者が多いからというのもありますがまず薄給なのでそれどころではないというのもあると思います。

自分のことで精一杯なのは分かりますし、私もそうです。

私が異業種から設備の仕事に入った時はもうかなり年を取っていましたし「このままだとかなりヤバイな。」という焦りがありました。

実際、女性ばかりの職場で滅茶苦茶言われて悔しい思いをしたり設備の仕事に就いたあともパワハラ野郎にいいように言われたりもしました。

年を取り、身よりもなく、そして力も無かったら…。

その時は自分の境遇を泣いて済ませられるのかな…と考えることが多かったです。

元来、楽観的なので悔しくてもすぐ忘れてしまうタチなのですがそれでも働くというのは人生のかなりの部分を占めますし貧乏人ですから死ぬまで働かないといけません。

いくら忘れっぽくても毎日毎日悔しい思いを死ぬまでするのは嫌です。

そこで、そういう境遇になって泣いてもしょうがないなと考えながら勉強してました。

「俺はコピペの人のようになったらコピペの人よりツラい思いをするだろう。」

その境遇になった自分が嫌で嫌で…勉強が続きました。

結果自分の人生で最高の瞬間が掴めました。

罰ゲームは回避できる

堕ちて罰ゲームのようなことを…とコピペの人は言っています。

コピペが出たときから10年経って47歳の彼は57歳になりました。まだ罰ゲーム状態なのでしょうか。

よい学校を出てなくても、生まれがどこでも、加齢臭が多少ヒドくても資格次第で底辺職でも少しマシな境遇が掴める日本国に生まれて本当に良かったと私は思っています。

キッカケは何でもいいですがもし罰ゲームだと思うことがあるとして、それを回避できる方法はいくらでもあります。

それが分かったのであれば少しずつでも前に進めればきっと回避できます。

あえて罰ゲームに突っ込んでいく必要はありません。その境遇になれ、なんて誰も命令していません。数年やれば必ず回避できることです。

是非回避していきましょう。

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コメント

  1. ラッカンフェードラ より:

    こういうのってホントに心にキますね。自分はコンビニバイトから警備に移りましたが、立哨そのものは楽しいもんでした。
    よく道を尋ねられてジェスチャー交えて教えてあげると笑顔でお礼言われるのは嬉しいもんです
    ただ仮眠直後の立哨は辛かったですが( ´~`)
    どの警備会社もロクなもんじゃないですがツナギであれば使命感あれば楽しくなります。
    罰ゲームってのもその人はそれまでに誇りを持ってやってきたんだって想いからなんでしょうね。
    辞めるまでに警備でもそういう想いを持てれば変わった結果になったのかもしれませんね。

    • biruman より:

      >ラッカンフェードラさん
      警備さんで一番つらそうに見えるのは交通誘導ですね。
      いつ轢かれてもおかしくない仕事場ってのはそうはないです。
      あと工事の人に罵倒されてるのを見たこともありますので…。
      もちろん誰かがやらなければならない仕事ではありますが私には無理そうです。

  2. 田舎ビルメン より:

    うちの会社の警備員で40代でいますね。
    彼はそれなりの大学の工学部を卒業してそれなりの企業の開発部門にいて
    Uターンをしなければならず、地元ではそれなりの工場勤務になったのですが、
    工場閉鎖でバイト暮らしに転落。知り合いの知り合いだったのでバイト生活
    する位ならうちの会社に来てみたら、になりました。
    工場勤務の時に虐めにあったらしく、そういった業種には戻りたくないそうです。
    賢いから電験だと(彼にとっては)三種如きなら一発でしょう。
    実際、ビル管を1ケ月で取った男ですから法規の暗記ものも楽勝でしょうし、
    三種での計算問題は数Ⅲレベルを今でも解けるらしいので、鼻歌交じりでイケる
    でしょう。が、人生をある時に投げたようですので電験三種受ける気はないですね。
    今から準備すれば丁度一年後ですので彼ならいけると思うのです。
    そしたら人生は大いに変わるんですけど。弱電系の専攻だったので、三相や機器は
    苦手でしょうけど彼なら1ヶ月も勉強すれば問題も解けるようになるんですけど。

    一種、二種は明日が一次、三種は明後日が本試験。
    受ける人は実力が発揮できるように祈念しております。
    私は今日から三連休で朝から遊び呆けています。

    • biruman より:

      >田舎ビルメンさん
      人生に疲れた人が警備や設備につく事が多いですね。
      あと…高学歴でかなりクセが強い人。
      警備さんでは慶応経済や早稲田政経に会ったことがあります。
      やたらと理屈っぽかった…。
      ただ彼らは自分を盛ることも多いのでフカシだった気もします。

      当人がそれで良いならいいのかもしれないですね。
      本当に疲れたのであれば植物のような人生も悪くないかもしれません。

  3. 若い頃、警備員やってました。
    といっても日雇いバイトですが屋外です。
    立証はうごかないので冬は寒くてしかたなかったですね。
    寒さで体が固まって、あちこち痛くなりました。
    決められた服しか着ることができないので、一番寒い顔を、イヤーマフやマスクで守ることもできなかったです。

    人生を立て直す時、安易に業種を選ばずビルメンを選んだのも
    「あのときのような思いを一生するのは嫌だ」という心の渇望があったからです。
    自分のような人間でもできそうで、長く続けられそうな仕事、給料安くても楽に続けられる仕事・・・と探して調べて、ビルメンにたどり着きました。

    ある意味、ビルメンはどうしょうもない人を救う力のある仕事ですね。

    • biruman より:

      >ハゲおっさんさん
      以前住んでいたマンションの隣が小さな公園でそこのベンチに制服姿で座っていた警備員さんが印象的でした。
      髪の毛も薄く、外に長い間立っているせいか真っ黒に焼けていて疲れ切っていました。
      私も髪の毛が薄いのでシンパシーを感じてしまうと同時に警備さんは自分には無理だ、と考えて勉強に力が入りました。
      電気管理技術者の認定が取れたならたぶん立哨をすることもないと考えています。
      同じ底辺なら楽な方がいいですよね…。

      • 警備員もそうですが
        ブラック企業とかで働き続けられる人はある意味才能だと思います。

        ぼくブラック企業半年でツルッパゲになりましたから。

        そんなんで、ある程度安心して生きていくには電験がどうしても必要に思えたのです。
        休みの日は4時間ぐらい勉強してましたけど、冬の立哨にくらべればなんのその、でした。

        しかしいま思い返すと、一緒に働いてたおじさんたちも、よく続けていけるなと改めて思います。

        • biruman より:

          >ハゲおっさんさん
          地元のビルメン会社ではパワハラで自殺者が出たようです。
          噂であって本当のことは隠蔽されたしまったようですが…。

          私も酷いパワハラを受けて死にかけたことがありましたがサッサと退職し事なきを得ました。
          お金が貰えるブラック企業で働いてるならまだ分かりますが貰えないところで我慢してる人はなんなんのかなと考えてしまいます。
          真面目なんでしょうね。

          私は不真面目なので逃走します。
          義理と自分の命は天秤にはかけられません。
          一度しか無い人生、他人にヤイヤイ言われたくはないですものね。

  4. カモカモ より:

    警備員やコンビニでバイトしている大変そうな人を見ると、
    「ビルメンがありますよ、あきらめないで」と大声で教えてあげたくなります。
    交通整理している警備員は、トイレに行きたくなったらどうするのでしょうか?
    炎天下で水分摂取を制限してたら、脱水症状になるでしょうし。下痢気味の時なんか、
    休むしかないですよね。まさかオムツ装着じゃないですよね。
    今のコンビニのレジも高スキル過ぎて、自分には純粋に能力的に無理です。
    自然な感じで楽そうにレジしてる人見ると、尊敬します。(「あなた、ビルメン来たら所長クラスですよ」と言いたくなります)
    警備もバブル時は日給2万円近くだったし、コンビニ店員も都会では時給1500円近くあるのでしょうが、実労働当たりの時間給で見たら、ビルメンって意外と上位になるのではないでしょうか。更に業務中の色々な我慢やプレッシャー等の精神的コストが低い事も考えれば、「ビルメン、最高♪」って思います。
    ただ、現場のいちビルメンでなく、ビルマネ?的な立場になると給料が上がってもしんどいことが増えそうですが、どうなのでしょうか?

    • 精神的に厳しいことが増えると思います。
      オーナーと、本社と、作業員の板挟み。下手するという事聞かない業者もそこに加わってきます。
      基本的に、オーナー次第、オーナーがぬるければ楽だし、何かとあら捜ししてくるようなタイプだと厳しいです。

  5. バンバン より:

    いよいよ明日は試験ですね
    一発合格目指して頑張って来ます!

  6. ロク より:

    明日電験受けてきます。
    吉と出るか凶と出るか・・・

  7. 匿名 より:

    過去のブログ見ていたら今の自分だなと思って書いてます。
    今日で研修三日目ですが、仕事を覚えられず泣いてる日々です
    もともと記憶力が無いほうなのですが、メモ取る時間すらない(止まったら時間足りないからダメと言われる)ので怒られる日々です。
    birumenさんは変わろうとして変わった方だからすごいと思います。
    精神が早くも壊れそうですが、設備の仕事をやると決めて来た道なのでなんとか変わりたいなぁ