「ビルメンの志望動機」 なんて答えていますか?

以前書いた記事の詳しい版になります。

職業訓練校を終えて、または資格を取得してビルメン会社に応募し面接が決まった場合に聞かれるもののひとつにある志望動機。

どんなふうに答えようと思っていますか?

今まで面接は30回ほど経験していますが、私が答えてきた無難な答えを書いていこうと思います。

「前向き」かつ「長く勤めてくれるだろう」という印象を持ってもらうのが大事

印象、でいいのです。何でも最初が肝心であって「このひとは多分こういう人だな」という感想を相手が持ったなら、面接の間に印象は殆ど覆りません。

ですので志望動機だけはしっかり答えていきましょう。

1.「友人にビルメンが居て長く勤められると聞いた」

「友人」の部分は他のものに変えても大丈夫です。ネットで、は止めておいたほうがいいかもしれません。ちょっと軽薄に取られるかもしれませんので。

知り合いから聞いた、バイト先で聞いた…なんでもいいです。現実の知り合いから聞いたとしておきましょう。

訓練校卒の方は「それで訓練校に行きました。」と話を繋げられればバッチリですね。

当然ですが、自分が出した話に突っ込まれても大丈夫なように設定はしっかりとしておきましょうね(友人の年齢とか)。

「知り合いから70歳くらいまで働けると聞きましたのでビルメンを志望しました。」

こう言うと、面接官もその会社で長く働いている従業員の話題を出してくる可能性が高いです。

何故なら大体のビルメン会社では再雇用で70歳近くまで働いている人が在籍しているからです。電験2種所持の方などは80歳近くても勤務していたりします。

志望者と面接官が共通のイメージを持ちやすいのですね。ですのでかなりいい返答だと思います。実際に私は面接でこう答えて突っ込まれた記憶がないです。

長く勤めてくれるんだろうというイメージを持ってもらえれば占めたものです。あとは割とスイスイ話が進むと思います。

2.取得した資格を活かせると思った

ある程度有用な資格を持っている事が前提になりますが例えば電工などは年齢が行くともうあまり現場には出られない訳です。

若い人に混じって最初から技術を取得するのは難しいですから…。

ですので電工を取りましたがビルメンで活かそうと思います、で先方も勝手に「現場では使えないからビルメンで使おうって事か。」と考えてくれます。

ビルメンでしか活かせない資格があればバッチリです。冷凍は需要が少なくなってきましたが持っていれば評価してもらえますし、ボイラーもこのたぐいです。

危険物も発電機がある現場なら重油を使うので必要な資格になります。

訓練校経由でも独学でもある程度資格を取得してしか使えませんが上記の長く働けるというものと組み合わせると印象はグッと良くなります。

ただし、資格を全面に出す志望動機には会社によっては突っ込まれます。現場で工事をやるようなところだと「実務経験ないよね?」と言われてしまいます。

ここでひるまずに、「必ず覚えます。宜しくお願いします。」と言えれば大丈夫です。

実際には入社してすぐに工事してくれ、なんて事はまずないです。

ですのでそういうツッコミが面接官から入った場合はやる気を測られていると考えて前向きな言葉で返していきましょう。

まとめ:面接官と共通のイメージを持つことをお忘れなく

例えば自分が古い機械のような商品だと考えて…売り込むときは気が引けてしまうと思います。

「こんなもの売って…」と。

しかし考えてみてください。世の中の営業は「こんなもの売ってるのかよ!」というものも多いです。お金も何も生み出さないゴミのような商品が平気で売られています。

それに比べれば、請負ビルに送り込まれてたまに夜勤もこなして会社に利益をもたらすであろうあなたはこれから入社する会社に取って金の卵です。

へなちょこの機械とあなたは違います。

あなたは堂々としていて良いのです。

「俺を雇って送り込めば、会社に数百万円入るはずだ。だから会社に取って損ではない。」

こういう考えでいきましょう。

高齢だとか、未経験だとかは関係ありません。

また、面接官と共通のイメージを持つことを大切にしましょう。

現場で古株の設備員と上手くやってくれる、オーナーさんの要望に応えてくれる、清掃警備の方たちと仲良くやってくれる…

そんなイメージを面接官に持ってもらい実際に現場であなたはそれに応えて働いている、そんなお互いが持つイメージのことです。

面接中に相思相愛になればもう内定は貰ったようなものです。

ただ、ビルメン会社は内定を貰ってからが大変ではありますが…(笑)

ある時は強気で、そして腰を低くして、よい印象を持ってもらう事を考えて志望動機を練り込んでいきましょう。

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