大規模ビルで本当にめんどうなこと

お金を貰って仕事をする。

お金を貰って管理をしている(させてもらっている)。

・・・のであれば当然義務が発生しますね。

でもいくら義務でもめんどうだなって思うことはあります。

大規模ビルの場合

大規模ビルは結構古めのものもあります。

首都圏などですとバブルのころに設計されて平成初期に竣工なんていう建物も多いです。

設計時期がアレなので、豪奢な設備が多く経年でボロボロになって誤魔化しながら使っています。

それで、設備が壊れると(吸収式冷凍機、ターボ冷凍機、ボイラー・・・)

お客さんに説明しなければなりません。

こっちは設備管理員なのですが、スペシャリストではありません。

なので修理業者さんに色々聞いて説明するのですが、そもそも機械の構造を良くわかっていないので覚束ないことになる場合が多いです。

あとは、建物のこと。

雨漏り、壁のヒビ、などなど。水関係は特に漏水も含めて多いですね。

経年劣化だし、施工した人たちは作ったら終わりなので適当にしてるしで

何十年も経って不具合あってそれが表面化して大事になるとかなってもそれを解決するのはビルメンです。

それが仕事なので仕方ないのですが、商業施設でのクレームよりビルマネに説明するほうが大変です。

ビルマネだってオーナーさんに説明しないといけないわけですから当然ですが。

フィルター清掃や簡単な電気工事や補修なんかより報告書作成してよく分からないのに説明するのが本当に面倒ですね。

逆に考えると・・・

ということは、上記の業務がないような昔からのビルメン現場ですと本当に楽なわけです。

写真も撮らなくていい、報告書もなくて口頭でいい・・・

なんていう現場は割と当たりです。

かなり少なくなっていますがお年寄りが多い現場ですとまだまだあります。

年配の人が多いとPCの導入も進まないので報告書も求められないのです。

厳しい現場の出身者ですと顔を真赤にして怒りそうですが、そういう現場もあるという話です。

仕事は楽な方がいいです。

もし面接を受けられることがあったら、報告書とかのことも聞いてみるのもいいかもしれません。

というか、聞かなくても現場の平均年齢で分かったりします。60代前半なら可能性高いです。

当たりの現場でしたら仕事の時間中に勉強できる可能性も大いにあります。

多少給料が安くても張り付いて資格を取得して更に楽な現場に行けるようにしておきましょう。

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コメント

  1. 田舎ビルメン より:

    正しくビルメンあるあるですね。

    ①顧客(オーナー側)・ビルマネへの説明
    これまた「現場によって色々」の代表例ですね。
    相手がこちらの説明をキチンと聞いてくれる人ならいいのですが、そうじゃない場合は厄介この上ない、です。

    ②PCによる報告書作成
    以前に違うトピで書いたのが「報告書作成できるのは現場で重宝される」という内容でした。専用のアプリもありますがそのようなものを使わずにエクセルへ書き込みと写真の貼り付け⇒PDFへ返還して提出で充分だと個人的には思っています。

    ここからなんですが金額が三桁以上とか二桁でも30万を超える場合とかは見積もりを業者からもらう時に一緒に現場写真&報告書も出してもらう、という手もある、のです。メーカー絡みだと基本出してくれるので別に気を遣う必要もありませんから。

    さて、birumanさんやhayabusaさんへの返信なのですが、モンスター予備への対応については会社側も私個人も「嘘・虚構・誤魔化し、の塊」という認識を入社1カ月で一致しておりまして、設備では使い物にならないので清掃(それも建物内のゴミ・汚物の回収)に廻すということになっています。モンスター予備について書くと「コイツどこまで莫迦なんだ」とため息交じりの事が毎日のように起きていますのでいつかそれについていいトピがあれば書こうと思っています。
    例:モンスター予備はカネというものはせいぜい1カ月単位でしか考えられない。年収という意味も分かっていない⇒あれ程、かぶがどーのこーのと言っていたのに、とかです。

    • biruman より:

      >田舎ビルメンさん
      大規模ビルで何十人も居る現場なら上司に丸投げしてしまうことも出来ますね。
      見積もりは相見積りも含めて業者に丸投げしてました。

      記事内でも書きましたが建物も設備も施工業者は作ったら終わりで不具合あっても豚走しますから厄介です。
      露見しても「知りまっつぇん(舌ペロー」で終わりです。
      今まで結構な数のビルで勤務してきましたが完全に不具合のない建物設備に遭ったことがありません。
      それを一次対応したり修理の見積もりだしたり・・・とにかく面倒くさいので将来は浄水場とか人の居ない場所で勤務したいです(笑)

      • hayabusa より:

        大規模ビルって竣工したら終わりってパターンが多いんですかね…?
        自分がいた所は竣工してから
        2年までは施工不良を見つけたら、
        それを施工したゼネコンやサブコンに
        報告して、対応していただく、
        というのをしてましたよ。
        施工不良だから無償という形で。
        例えば冬、屋外にある東京計装の
        オリフロメーター式(だった筈)の流量計が寒さでガラスが破損して漏水してたとか、
        そういった不具合も竣工してから1年以内は普通にありましたね…(オリフロはエンジの時に頼んだ事ありますが、確か使用可能温度範囲があった)。
        自分がいた時はまだ2年程でしたので、
        巡回の時に施工不良が無いか
        探してたりもしてました。

        • biruman より:

          >hayabusaさん
          瑕疵担保はありますね。建物だと10年ですかね。
          設備だと2年?かな?

          ただ、それを言ってもシラを切られたり
          オーナーさんが尻込みしたりして上手く行かないことも多いです。
          経年劣化も含めて1次対応がしにくい不具合はすべて面倒くさいです。
          自動ドアなんて顕著でドア自体の重みで不具合出ますから。特注の丸みを帯びてるドア形状なんかだと修理代は100万円だったりします。
          デザイナーも施工業者も作ったら終わり。ビルメンよりそっちのがいいかもしれません。

        • 田舎ビルメン より:

          >hayabusaさん
          瑕疵についてはhayabusaさんの書いていらっしゃる通り、が本当なのですが実際はそうでない場合もある、とは聞いています。私個人は私自身のキャラもあり笑顔で話ながら結局は瑕疵を認めさせる、というしか経験がありません。
          また、経験したものでは給湯配管の吊具関係で部材仕様&使用がバラバラでそれがためにある部材のところで配管にピンホールが発生し漏水(湯)がある、というのをありました。そこの現場も本文でもある通りで竣工から20数年も経っていますので今更瑕疵を認めさせる、というのは無理筋だろうなでした。

          業務の繁忙さ、モンスターの有無といった人間関係、オーナー&顧客の実態といったものが「ビルメンは現場次第」となりますが本文である通り竣工からの年数や設備の更新といったものも当然「現場次第」だなぁ、としみじみ思いながら読んでいました。

          上から目線でスイマセン。

          • hayabusa より:

            birumanさん、田舎ビルメンさん
            返信ありがとうございます。
            参考に致します。

  2. FW190-D9 より:

    何棟か建物新築に携わりましたが(発注者の立場)2年間はアフターサービスで無償で修理して頂きました。もちろん不具合内容が明らかに施工者のミスでない場合はこの限りでありません。
    2年を過ぎるとほったらかしかといえばそんなことはなく、フォローはしてもらえますが無償とまではいかずそれなりの金額は請求されます。然しながら事情に応じて(明らかに施工者の責に帰すべき場合など)無償になるか減額されます。
    明らかな施工者の瑕疵の例としてあるマンションで竣工後3年目にしてようやく売れた部屋のトイレの排水が流れないので便器をはずしてみたら施工中に使用した材木が排水管に詰まっていました。施工会社はさすがにシラを切れず無償修理に応じました。
    また、勤務していた病院では地下に免振装置があるのですが施工者が10年目に無償で点検していました。まぁ、これは「そろそろ修繕が必要ですよ」という営業のための点検なのですが…
    建築の施工ミスは避けられないと思います。人手不足の昨今、建築現場で作業するのは工具の区別もつかない元ヤンキーだったり、日本語を解しない外国人だったり、70過ぎの高齢者だったりとレベルの低下は目を覆うばかりです。これらの人を監督する現場代人も経験不足でろくに図面も読めません。図面が読めるマトモな代人は複数現場を掛け持ちで不在が多く埒があきません。発注者は自衛のため足しげく現場に出向き自ら施工管理するのが重要です。ビルメンは施工に立ち会うことはマレでしょうがもし立ち会う機会があればどんどん発言すべきと思います。なにしろ竣工後は自分がメンテナンスするのですから。

    • biruman より:

      >FW190-D9さん
      施工する人たちもそれなりにアレですがもっとアレなのは修理業者ですね。
      レベルがどうこうでなくて公共施設に入札で入ってくる業者は完全にヤ◯ザだったりします。
      昭和の香りがする反社の見てくれの人たちがゾロゾロと仕事をしに来るさまはタイムスリップしたのかと錯覚してしまいます。
      当然ながら発注者にすら敬意なしでむしろ清々しいです。
      まあだいたいに置いて修理失敗して呼び出されやり直しを命じられてますが・・・。

      いい加減な施工でお金を毟ろうとする業者が多すぎますね。
      ひ孫受け玄孫受けくらいまで下がるから仕方ないのかもしれないですがもうちょっと何とかしてほしいものです。

      • FW190-D9 より:

        以前勤務していた病院で排煙窓を点検で開放したらお約束通り閉まらなくなったので施工した〇成建設に修理を依頼しました。その時〇成が連れてきた修理の方がアレな方で「大丈夫か?」と思いました。
        心配は的中しその日予定していた半分もできませんでした。(工事場所が厨房内なので工事時間を栄養課と調整するのがすごく大変でしたが苦労が水の泡になりました)
        本当に何とかしてほしいものですね。

        • biruman より:

          >FW190-D9さん
          大企業の名前で仕事を受けていても実際現場に来るのはひ孫受けみたいな中小企業なのは全国共通ですね。
          マナー悪い、仕事は中途半端、そのくせ職人ヅラしてお金は高い・・・最悪です。
          最初から不具合出ないように施工してほしいものですが、社会全体が汚い仕事を馬鹿にしてきたツケで質の向上は望むべくもないですね。

  3. オトボケビルメン より:

    仕方無いといえば仕方方無いですが、ビルメンに携わる物件が作ったらはいそれまでよですね。工場や大型ラック倉庫などは、立ててからもお客とのつながりがあります
    引き続き設備の更新購入が見込めます。ビルメン担当設備は、病院以外は、多くは望めません。知り合いのところも元受けの設計図通り施工したので、機能しなくてもうちは、知りません???じゃ元受けは、施工に問題ありません??ジャー何が悪いの??結局オーナは、ビルメンに当り所を持ってきたりすることもあります。
    オーナー側が良く設備がわかる方なら少しは、ましで落としどころをわきまえてますが
    中々そんなところは少ないです。

    • biruman より:

      >オトボケビルメンさん
      ビルメンは検針係なので難しいことは分かりません。
      それでいいと思いますし、手取り15万のおっさんにすべての責任を押し付けるのはどうかしていると思います。
      オーナーさんに「私の手取りは15万です」と言えば呆れて許してくれるのではないでしょうか。
      1円でもお金を稼ぐのは大変で、嫌な思いを沢山しないといけませんが
      そうは言っても独り暮らしも出来ないようなお金を渡して設備の全部を掌握しろというのは頭がおかしいとしか思えません。
      大きな病院でOCRの制定を間違えて停電したことがありましたがそこの電気主任技術者の手取りを聞きたいです。
      50万以下なら雇っているほうが悪いと思います。