タイトルに全部書いたが。
出オチだな。
こないだ俺が以前勤めていたバイト先の
事務をやっている女性から連絡があって
その内容は
設備員が来ても来てもすぐ辞めてしまう
という話だった。
そこの設備員の給与は時給制であり
しかも最低時給だ。
今はどこでも1000円くらいかな。都会はもうちょい高いが。
それで俺は
「最低時給だから来ないのであって1500円くらいにしたら来るのでは?」
と返した。
するとその事務の女性は
「いやいや、高望みすぎる。能力も無いのに。」
と返してきた。
うーん…高望みか…。
しかしながら例え時給1500円でも月に160時間働いたとして
1500×160は24万だ。引かれものがあるから手取りは20万ちょいだろう。
ここから生活費を引いたらナンボも残らないし貯金も月2万とかか?
都会では勿論暮らせないが、田舎でも結構厳しい。
家族が居れば奥さんにも働いて貰わないといけないだろう。
それなのにそれより圧倒的に安い時給1000円で働かせるというのは
もう商売を畳んでもらったほうが世の中のためだろうと
事業撤退した方がいいだろうと
事務の女性に返信したら
返事が来なくなった。
なんかこう、下のほうに合わせるのが正しいと考える人が
多いのは何故なんだろうな。
暮らせるようなお金を渡せないのは経営者が悪いのだろうけど
社長タヒね!となる人があまり居ないのである。
同僚の文句言ってる人のほうが多い。
不思議なもんだ。
上役には勝てないと分かっているから
同僚に当たるしかないのか。
底辺ほど団結しないといけないが
やっぱり底辺はまとめる人が居ないとまとまらない。
ただ、まとめようとするやつも悪いやつが多いので
まとまったから生活がよくなるわけではないが。
たとえば革命ぽいことをやったとして
底辺はその場だけで溜飲を下げてもらって
古い貴族を倒して
そのとき底辺をまとめてたやつが新しい貴族になっておしまい
引き続き底辺は搾取されます
というのを
歴史の話でいっぱい見てきたが
まあ搾取される人も居ないと世の中成り立たないのは
分かるが
生活もできない貯金もできないような立場に追い込むのは
上の偉い貴族の人達もどうかしているよ。
変に経営者側に立つ人も多いんだよな。
ただのバイトなのに使命感持ってる人とか
それを誉めそやす人とか
殆ど仏の世界の話だよ。
あんたは火に飛び込んで自分を焼いて食べさせたウサギかと
突っ込みたくなる時がある。
まあでも学校の、とくに義務教育で
今がお前の生活が悪いのはお前が全て悪くて自責である
というのを徹底的に叩き込まれるので
仕方ないのかもしれない。
かくいう俺もそういう考え方に陥りがちだし
生きているだけでありがてえと
思うしかないのかね。
頭が悪いので
思考は堂々巡りだ。
コメント
ビル万さま
お疲れ様です。
この問題って難しいですよね。。。
かといって時給1500円とか2000円っていうとそれなりのレベルが求められたりしますし。
時給1000円の仕事でも超適当でいいならなんの不満も無いのですが。
清掃や警備なんかそのくらいでも辞めないでみんなのんびりやってたりしますよね。
人間関係がやばいとか、オーナー対応がやばいとか、塩梅が合ってないからみんな辞めちゃうんでしょうね。
保安業界とかも、離職の原因は朝も昼も晩も無いとか土日でないといけんとかっていうより、ギスギスしてる人間関係に自分は見てて思います。
>管技マンさん
ビルメンも求められるレベルが高くなってきて
スキル低いと駄目だという話も聞きますが
本当に出来る人ならその分野に行く方が確実に給与面で優遇されるでしょうし
計装が分からなきゃダメとか電気工事が出来なきゃダメとか本当なのかなと思ってしまいます。
本当に計装や電気工事をプロとしてこなせる人がビルメンなんてやってたら
程度の低さに呆れ馬鹿馬鹿しすぎて発狂するんじゃないかと思ってしまいますが…。
保安法人ってそんなにギスってるんですか?
リレー試験のスピードに拘ってる人が多いとは聞きますが
しごできマウントでギスりやすいのかな…。
暮らせないようなお金。
たしかに本記事の中でbirumanさんが計算例を出されていてそう思います。
就職氷河期だった2000年代にある製造工場がコスト削減を徹底的にやって、最終的に工員全員を個人請負にしてしまったことがありました。こうなると最低賃金にも引っかからないし、社会保障費の会社負担も無くなります。
究極的に経営者層はそういう所を目指したいのかもしれませんね。元サントリーの新浪氏が45歳定年制を提唱したとき、経済同友会など経営者層から称賛されましたし。
birumanさんが書かれている
「社長タヒね!となる人があまり居ないのである」
ですが本当にそうですね。私の身近でも感じます。もう労働運動をやっても仕方ないと労働者が変に物分かりが良くなった現れなんでしょうか・・。
birumanさんが書かれている「変に経営者側に立つ人」というのも最近私の身近にいました。理解に苦しみましたがこれも時代の流れなんでしょうね。
>左辺さん
暴力でやっても駄目だというのは
古くは刀狩りから始まったのかもしれないですね。
なにせ有効な武器を持っているのは国だけなので
逆らったら頃されて終わり。
意味がないので上流の人に怒る下層民も少なくなったんでしょうね。
上手い統治法だと思います。
「自分もタヒぬかもしれない」というのがないと人は動きません。
上流の人たちも下層民がいくらタヒのうが知ったことではないですが
自分たちが対象になりそうになったら光の速度で動きます。
なので、上流の人たちが適当言っている今はまだまだ平和なのでしょうね。
ネットでの情報になりますが、ある県においてバイトも含めて働き手不足な地域があったが、そこにコストコがオープンすることになり、バイトも含め働く人の求人をその地域の平均時給の2倍以上で募集したところ、応募者が殺到したとのことでした。コストコの時給を高くする戦略としては、①人員不足に陥らないようにする、②長期間働いてもらう、③労働者の質の向上、等があり、結果として安く雇う(人の出入りが激しい状態)よりも圧倒的にトータルコストが下がるとのことでした(労働者を大事にする→結果コストダウン)。
大企業だからできる技というのもあるかもしれませんが、無能な経営者だと思いつかない考えだと思います。
>匿名さん
コメントありがとうございます。
中小零細企業は社長の給与削っても時給2000円とかは出せないでしょうから
戦略として俎上に上らないでしょうね。
従業員を長期雇用するための教育マニュアル、ノウハウもないでしょうし。
大企業のひっつき虫として生きてるような会社では無理だろうと思います。
ただ、どこかの階級の社員が我慢して酷い目に遭わないと社会って成り立たないんでしょうね。
大企業が無茶振りしてるのを根性で乗り越えてる話が表に出てきたりしてますから。