点検はボーッとしててはダメ 前の数値、状況とよく比べよう

楽な仕事として定評があるビルメンですが防災センターで座ってるだけが仕事ではありません。

それなりに忙しい事もあります。そのひとつが点検です。

予定を作るのは大体責任者ですが入社したての設備員であるあなたは先輩の後ろにくっついて点検の際のポイントを聞きながら点検表に記入くらいはすると思います。

小さなビルなら次の月からは点検は独りで実施、大きいビルで常時2人で実施なら後輩が入ってきた場合指導できるくらい覚えていなくてはいけません。

特に数ヶ月勤めたくらいでは設備の場所すらおぼつかないくらいの大規模ビルだとかなり気合いを入れて復習しておかないと職場での信用も得られません。

他の仕事から変わられたばかりで小営繕もあまり出来ないかもしれない中で点検内容、点検する場所はしっかり覚えていきたいですね。

提案していければ信用度もアップ

新しくビルメンになった方ですと訓練校経由の人も多いと思います。

他の業種から入った方も多いと思いますが、訓練校での知識と前の業種で培った注意力や気付き力みたいなものを相乗して発揮することが出来れば職場での地位も安泰です。

専門的なことをやったりする現場は少ないと思います。

ですから小さなことで良いのです。安全に関することでも十分です。

脚立を使った点検なら昇った先に出っ張りがあって頭をぶつける可能性があるから注意喚起のトラテープを貼ろう、とか…そういうことです。

もちろん現場によってはそういう物言う新人を極端に嫌う人が居ることもあるので、その辺はよく観察し入社してから少し時間を置いてから…いうことも大事でしょう。

異常を見つけられれば万々歳 月次点検での注意事項

月次点検は最初の頃は着いていくだけで精一杯かもしれませんが2ヶ月、3ヶ月目となると前の月の数値、状態とよく見比べるために前月や前年度同月の点検表をチェックすることも重要です。

チェックによって思わぬ異常を見つけることが出来るかもしれません。

機器が壊れてしまっての一次対応ですと緊急案件になってしまい、業者さんに連絡するのも大変です。

大体有償なのでオーナーさんの許可がいる場合も多いです。

普段の点検で見つけられなかったものをいざ壊れてお金を出してください、ではオーナーさんもなかなか納得できないのではないでしょうか?

ですので「これはそろそろ危ないですよ」ということを点検時に発見出来れば上出来です。

いちビルメンである我々には厳しいかもしれませんが出来る範囲でやっていれば良いのです。賃金が安いのにそこまで高い技術力が求められるわけもありません。

とは言ってもボーッと数値だけ書き込んで終わり、では困りますので形だけでも目を皿にして実施していきましょう。

ビルメン、設備管理は建物の維持が主な仕事です。専門的な知識はあまり無くてもオーナーさんの資産を守っていこうという気概が大切です。

もし転職が必要になった時でもそういう気持ちがあればすぐに次の職場が決まるでしょう。

資格がない場合は気概が就職を決めてくれることもあります。

「めんどくせー」で終わるのも勿論いいのですがちょっとだけやる気を出して毎日の業務に当っていきましょう。

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コメント

  1. ラッカンフェードラ より:

    正常と異常の違いを見極めるのも新人には大切ですね。
    電流値も季節によって変動もあるから前年の同じ時期の値と競べてみるのも必要かと

    • biruman より:

      >ラッカンフェードラさん
      コメントありがとうございます。

      動力盤ですと時間によっても変わったりしますからそういうのも含めて
      検針でも気を抜いたらダメだなーとは思います。
      疑問があったら先輩に質問するのがいいですよね。