派遣ビルメンの値段

今現在派遣で働かれているかたも多いと思いますが、派遣ビルメンの給与の元…派遣会社が元請けからいくら貰っているかというのは気になるのではないでしょうか？

一度やったらやめられないほどの…

ビルメンの派遣会社は都心では結構多くて田舎の正社員よりよっぽど高い給与な場合もありますね。

私が某ア◯ビルの埼玉現場のオファーを提示された時は月給27万、ボーナス年2ヶ月でした。それも商業施設とかでなく庁舎などの公的施設でした。

それで派遣会社と元請けのお金のやり取りの話ですが結論を言いますとだいたい設備員が貰っているお金の1.5倍くらいです。

つまり派遣設備員が20万円貰っているのであれば、派遣会社は30万円を元請けから貰っているということですね。

「あれ？意外と中抜きが少ない…。」

と思われた人もいるかもしれません。各種保険や交通費の事を考えると確かにそんなに儲けはありません。

しかしこれが継続するとなるとどうでしょうか？

普通は派遣ビルメンは1年更新です。1年間ずっと派遣会社はお金を貰い続ける訳です。

人間を送り込んでいるだけでお金が手元に入ってくるわけです。これはかなりオイシイです。

「何故これがオイシイの…？だって下手したら月1万とか2万とかの儲けじゃない…？」

そうですが、その1万や2万の儲けの積み上げが大切なわけです。実際1万円の儲けは偉大です。

スポット工事を任されたってせいぜい10～18%くらいしか乗せられません。10万円の工事で11万です。それすら値切ってくるオーナーも居ます。

つまり継続的に、月々の営業をかける必要もない派遣は会社としては金の卵を生むニワトリな訳です。勝手にお金を生む訳ですからね。

会社と会社の間に挟まっている派遣の人は確かに養分かもしれませんが、元請けの会社は正社員は固定費ですから雇いたく無い、派遣会社は毎月お金が欲しい、という利害の一致がありウィンウィンの関係で生まれたポジションなのでこれからも続いていくでしょう。

お金が良くても現場が続くかは分からない

派遣ビルメンですと元請けの会社の現場が無くなったら切られます。

もしくは他の現場を紹介されるかもしれませんが可能性はかなり低いうえに今の待遇が続くかどうかは分かりません。

ただ現場が無くなれば云々の話は正社員ビルメンでも無いわけではないです。正社員の場合は待遇は同じでもキツイ現場に飛ばされたりもありますね。

したがって派遣がいいのか、正社員がいいのかは考え方と言いますか生き方をどうするかの話になってくると思います。

自分の得たい経験を用意してくれるのであれば派遣も悪くないでしょう。

すぐに次が見つかるビルメン業界ですが、年を取っての転職はやはりツラいです。

よく見極めて選んでいきましょう。