好景気すぎてヤバイ

2006年に何をされていましたか?

2006年はここ20年で有り得ないくらいの好景気で今より求人が豊富でした。ネットバブルが弾けてわずか数年でこんなになるのか、というくらいの。

企業もバブルで人を取りすぎたことなど忘れてバンバン採用していました。

準備はしておくべき

その頃で私が知ってる範囲ではJR本体に40歳の夜間専門校卒の人が入っていました。

もちろん持っているスキルは高めでもともと大きな電機系企業を中途退社した人だ、ということでしたが普通に絶対にありえません。好景気な今でも難しいでしょう。

一般社会にはあまり実感はなかったかもしれませんが、企業採用の世界はそれくらい浮かれていました。

2006年からわずか2年後の2008年に皆さんご存知のリーマンショックが来ます。

もう本当に地獄絵図でした。求人はピタッと止まり時給800円の仕事に大量に人が群がって超買い手市場になってしまいました。

経済というのは昇るときはちょっとずつしか昇りませんが降りるときは一瞬です。

そもそも経済政策というのが効果を出していくのが数年かかるので無理もありませんが社会で突発的な何かが起こるとそのリカバリーにはまたかなりの時間を要します。

私の拙い実感ではありますが日経平均株価が15000円くらいの壁で求人の質が少しずつ違ってくる感じです。当時は7000円くらいまで落ちました。

今は約20000円ですので人手不足だ、人手不足だ、と企業側が騒ぐことになっています。

人が少ないというわりに賃金はそう上がりませんが…しかし普段からちゃんと準備しておくこと…経験を積んでおく、資格を取っておく、というのが好景気の時に浮上する条件になります。

いくら好景気でも準備していない人にはそれほど良い話は舞い込みません。

「そんなこというけど、不景気になったらリストラされるんでしょ?」

そうかもしれませんね。でもそれを気にしてどうなるものでもありません。

それに今は非正規の人が不景気のときの壁になるように調整されています。

派遣の人は切られますし、契約の人は更新がありません。正社員の場合はあまりに使えない場合はリストラかもしれませんがやはり準備をしてきた人はなかなか切られません。

何故なら、必要だからこそ中途で正社員雇用したのです。

いくら好景気でもその人が定年になるまで会社の固定費になってしまう正社員には会社も二の足を踏むのです。

準備をしてきた人は必要だから採られたんですね。ですので準備をしていない非正規の人から先に切られます。

ここまで偉そうに書いてきましたが、実は大きな経済や社会の話をしても木っ端設備員の私なんかは本当はよく分かっていません。

ただ、実感として株価を考えても今は好景気なのだから求人も増えているんだなというくらいです。

実感がない、という人はひょっとして準備をされていなかったのかもしれません…。

そして、また嵐がきます

今の経済政策はもうすぐ終わります。終わらせられるというのが適当でしょうか。そういう気配を感じます。

経済は浮き沈みがありますので、それもしかたないのかもしれません。

人為的にせよ自然発生的にせよ良い場面ばかりは続きません。

そして嵐がやってきたときに準備をしていない場合はリーマンショックの頃を考えても自明ですね。

できればどんな場面がきても食いっぱぐれがないようにしたいものですが…。

不景気が来たら今の嫌な会社でも残るしか無くなります。

普段からできるだけ準備をしておいて多少場面が変わってもご飯が食べられるようにしておきたいものですね。

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コメント

  1. ろる より:

    今は好景気なんですよね。
    現在私のいる会社は完全負け組で、賞与は毎年順調に減っていってます。
    売り手市場のせいか、少し上の優秀な先輩は辞めていき、新卒もなかなか入りません。
    この会社に居続け管理職にでもなれば、責任は重いのに安月給でこき使われるという絶望しかありません。
    早く電験を取って良いビルメン会社を見つけたいです。

    • biruman より:

      >ろるさん
      好景気はそろそろ転職者のかたたちには実感として湧いているようですね。
      昔のように一般の人たちの社会負担が低くないので底辺として働いている間は実感湧きにくいですが…。

      しかし好景気を終わらせたい勢力も当然ある訳でしてあと2年程度で終わりだと思います。
      その間に資格を取得しておいて経験を積まれれば景気が多少悪くなっても安寧を手に入れられると言うわけです。
      是非電験を取得されてくださいね。

  2. 転職者A より:

    体感的に今がマックスに近い売り手市場だと思います
    間違いなく昨年度に比べて入社難易度が一段階下がってる感じですね
    契約社員募集だった会社が正社員募集に、
    応募条件:経験三年以上だった会社が未経験OKに、といった塩梅
    東京で電工持ちの20代、四点セット持ちの30代なら、大手系列に正社員として潜り込めるでしょう

  3. 匿名 より:

    消費税10%に上がったら今の景気吹っ飛ぶでしょうね。
    東京もオリンピック終わったらどうなるか、嵐の前の静けさかな、

    • biruman より:

      >匿名さん
      正直五輪が終わろうが不景気になろうがビルメンの給与自体はそんなに変わらないと思います。
      ただ入社しやすさは全く変わってきます。
      好景気の場合は資格なしで良かったのに不景気になると電験3種必須などになります。
      リーマンショック後の2009年くらいのころは顕著でその頃就活をしていた私は絶望に覆われました。

      したがってやはり資格こそが自分を守る武器であって高難度のものをひとつ持っておけば不景気もそんなに怖くないと言うわけです。
      もちろん実務経験があればもっといいのですが…。