有効求人倍率がバブル期を超えたとニュースになりましたね。
私はバブル期にはもう生まれてましたので当時の状況は知っています。学生ではありましたが世の中の浮かれ具合は感じていました。
数はあっても質がない
「当時学生だった人に何が分かるの?」
と言われるかもしれませんが私は氷河期世代でもあるわけです。ですのでバブル明けの冷え方も知っているわけでそれで「あの頃は良かったなあ」という年寄りの話も聞いてきた訳です。
むしろ生まれてからずっと不景気な20代後半くらいの人のほうが幸せかもしれません。現実だけ見て生きられる訳ですから。
おじいさんやおじさんは夢の中で生きてるようなものです。
それはまあどうでもいいのですが、問題は数ばかり誇られているということです。
有効求人倍率…全ての求人が対象です。訳の分からない派遣も数のうちなのです。
バブル期の話を前にもしたかもしれませんがもう一度書きます。
たとえば清掃ですと床面積単位の単価は現在の3倍です。
不景気にかこつけてどんどんダンピングされてきたわけでもう戻ることはありません。
ちょっと考えただけで分かりますが、バブル期に1人雇うお金で今は3人雇えるということです。
単価が3分の1なので。
2000円貰っていたのが700円になった訳です。
こんな安い求人でありがたがって「求人倍率がー」とか言ってたらおかしいです。
などと言っても現況が変わる訳ではありません。受け入れるしかありません。
自分の価値を高めるしかない
この好景気も東京五輪までと言われていますね。そのあとは阿鼻叫喚になると。
そんなにすぐに変わるわけではなくてゆっくり変わっていくと思いますがやはり下降線は辿ると思います。
五輪が終わったら非正規の首切りも始まるかもしれません。
こうなると、よく政治が悪いとか聞きます。
政治は関係ないです。
誰だって価値のないものにお金は払いません。価値を決めるのは雇い主です。従業員ではありません。
政治というか、行政があなたに価値を与えるのはたぶん生活保護を受けるときだけです。
その手前の段階ですと自分で自分の価値を高めていくしかないです。
五輪が終わっても価値を認めてもらうには他の人と差をつけるしかないですね。
もしこれからもビルメンとしてやっていくのであればやることはひとつです。
もう耳タコだろうと思うので書きませんが…。
ちょうど東京五輪まで3年なので3年の間に決めてしまうのがいいと思います。
価値を認めてもらうようにしましょう。
利用価値があると思われて、こちらも相手の出す給与が魅力的だなと思ったら働けばいいのです。
マッチングというやつですね。
良マッチングに出会えるように不断でやり続けましょう。
そのうち道が開けてきますよ。
コメント
バブルか〜 僕は高卒就職だったのでほんの少しですがバブルの余韻だけは体験しました。
(因みに就職試験は形だけの面接=入社説明会と、簡単な作文でしたw)
M電機とかシーケンサーの販促用研修会の参加者に無料で弁当が振舞われていましたね
たかだか電材屋の展示会に「武富士」に出てくるようなレオタードお姉さんのショーが無料で見られたり(笑笑)
本当のバブル全盛期は高校生でしたがアルバイトの時給は良かったですね〜
夏休み期間中のみのバイトでも時給1,000円+残業代だから高3の時はひと夏の給料が30万円超えていたはずです(7月と8月合わせて)
当時の求人はフルタイムならほぼ100%正社員、フリーターもいたけれど「自分から選んで(社員を断って)やってるカッコいい存在」でしたからね。
人口構成(人口ピラミッド形状)の悪さから考えてももうバブルの頃の様な景気は100年来ないでしょう。
給料上げたきゃ、資格を取って”自力更生”するのが一番でしょう。
仕事(自分の雇用)を守るのもビル管理なら資格ですね。
「自分の城は自分で守る」しかないですから
>NNNさん
年寄りの話を聞くと違う国かよ、ってくらい話が大きいですよね。
で、その当時の頑張りとかを引き合いに出されてもこちらは困るっていう…。
これから死ぬまでだんだん悪くなる一方だと思います。
一時的には政策で盛り返したように見えても実は問題を先送りしてるだけですので。
必要とされるような資格を取得していくのが底辺人間にとって大切なことですね。
バブル時代に道路の棒振りしてた人に聞いたのですが
日給で4万もらえたそうです。
理由は警備員なんて格好悪くて演る人居なかったから。
職人より日給良かったそうです。
色々と選べる世代は良いですねぇ・・・
バブル期の頃の事は思い出したくないですね~。
いい意味でも悪い意味でも、両方です。
徹夜徹夜で頑張っていた頃ですから。