ビルメンの仕事はスキルを求められます。
建築設備の知識、電気設備の知識、冷凍機の知識、ボイラーの知識…。
それらが急で、しかも教育するシステム一切なしです。
教育するシステムがないのは何故か?
教育しても意味がないからです。
期待するのは間違っている
スキルを求められますが、答えられない。
これが悔しくて辞めていく設備マンは結構います。
それはそうですね。だって男ですから「頼まれた仕事が出来ない。」と言うのはすごく屈辱的な筈です。
厚顔な年寄り連中だと適当な事を言ってお茶を濁してますけど、若い人はそうはいきません。
機械ひとつ取ったって教科書参考書の受け売りは出来るレベルにはなれると思いますが、その先に行くことは難しいですし、設備員にそこまで求めている所は少ないです。
というか、一般的に機械には触るなと言われる所が多いですね。触ったら高額な機械が不具合起こしたりして責任取れませんからね。
一応技術を持っているという気持ちで入った人はここで辞めますね。
わたしも技術が無いのが悔しくて辞めたことがあります。
ここでどうするかが、ビルメン分かれ道だと考えています。
プライドを捨てて働く
そんなに高いレベルの技術でなくても、技術めいた事が出来るだけで割とお金は貰えます。
だからわたしは以前の記事で若い人にはビルメンを勧めていません。
空調科あたりに行って修理業務に就けばビルメンの2倍程度の年収になります。若いのにビルメンという選択肢はやってはいけません。
しかし就活的な高齢(30代後半~)になって技術に拘っているというのは間違いですね。
その場合はプライドを捨てて年収250万スタートでやるしかありません。
なぜかというと、ボーッとしていたツケが回ってきているからです。
毎日戦っていなかったツケを、わたしも払うつもりでビルメンの仕事を頑張るんだという気持ちが出てきました。
所属していた会社で自分のポジションを作れなかったのは自分の責任ですから、その成れの果てでビルメンをやるんだ、となれば納得も出来ます。
新しい事を学ぶのは30代前半が限界だと思っています。それ以上になると年下の人に習うことになってしまい、相手も自分もやりづらいです。
ですから高齢なら技術などと変なことをいうのは止めて弱いながらもコミュ能力を高めていく方向でやりましょう。
わたしも30代半ばで「技術が身につかない」というアホな理由で退社した事があります。
わたしのようなアホにならないようにしましょう。
30代半ばでなくて20代半ばなら「技術が」という言葉も意味がありますが30代半ばだと寒いだけです。
全て諦めてイチから薄給でやり直すんだという気持ちを全面に出して働きましょう。
技術より生活です。頑張りましょう。