先だってコメント欄で
「警備ってどうですか?」と聞いてこられる人がおられましたのであまりオススメではないというお話をしました。
大規模施設で大手の警備員と一緒に働く機会が多々ありました。その時に設備員から見て警備員大変だなと思ったお話などをしていきたいと思います。
なお、現役の警備の方が見て間違っている所があったりするかもしれませんのでその時はTwitterやコメント欄でご指摘をお願いしますm(__)m
面倒そうその1:拘束時間長すぎ
設備は大規模施設に勤めていたらそこの業務だけです。他に行ったりすることはまずありません。
ところが警備員はしょっちゅう応援警備というのがありましたね。
とにかく人が足りて無くて常時どこかの現場に緊急派遣されてました。残業手当は付くようですが元々の基本給が安いので大した収入にはならないようです。
設備はというと停電作業でも無い限りは現場に居る人間で対応ですから当直明けはサッサと帰らせてくれる職場ばかりです。
応援設備、なんてものも聞いたことないですしね。働く建物が変わったら訳が分かりませんから。
いつも働いてる建物だからこそ細部が分かるんであって行ったばかりの建物で役には立ちません。足手まといでしょうね。
警備さんはどこに行っても制服を着てるだけで抑止になったり雑踏整理したり出来ますのでとにかく数を派遣しとけってなります。
その点は設備から見て面倒そうだなー、でしたね。
面倒そうその2:資格やら教練やら
設備は自分の取ろうと思ってる資格を選べるじゃないですか。
ビル管、電験、消防設備…自分の伸ばして行きたい分野を勉強できます。
けど警備は施設何級とか自分の好きじゃない資格を取らなくてはいけないじゃないですか。会社命令で。
設備の資格なら他の職種に行ける可能性も(現実は殆ど無いですけど)あります。
警備の施設何級とかだと警備員として働くことしか出来ないですよね。もちろんその資格を使って社内でキャリアアップを図ることは出来るでしょうけど。
あとは現任教育?ですか。半年ごとに集まって警察OBの方なんかの指導を受けるんですね。
訓練の時の「教練」って言って軍隊式の敬礼から回れ右から整列をやるのは大変そうでしたね。
半年にいちどくらいの頻度ですからそんなでもない、って言われるかもしれませんけど向かない人には辛いでしょう。
面倒そうその3:DQNを相手にする機会が多い
設備にもまれに一般のちょっとアレな人(DQN)を相手にする事がありますね。
外で作業している時とか。あとは商業施設とかだとアレな一般の人と話さないといけない場合も出てきます。
警備員はダイレクトですからね。それこそ機械故障の一次対応が設備員ならDQNの一次対応は警備員です。
DQNが来たから設備さん来てーとはなりません。呼ばれるのは警備員です。
働く建物の種類や運が良かったら滅多にDQNが来ない所もありますけどそれでも全く来ないって事はないですからね。
警棒でシバいて終わりって訳ではなくて丁寧に対応しなければいけませんし…。
そんなこんなで警備員は大変そうです
その他残業が月160時間とか普通に聞いてたとか色々あります。
とにかく警備員さんは大変ですよ。設備から見て。
人の入れ替わりが設備以上に激しいですし見ていていたたまれない職場もありますね。
働きぶりを見ていると同じ底辺の現業職だから仲良くして協力してやって行こうと思います。
ただわたしは警備員さんは一緒にやっていく仲間であって自分でやろうとは思えませんでした。大変すぎて付いていけないでしょうね。
もし両方共未経験で転職に迷ってる立場で選択肢が設備と警備なら間違いなく設備を選びます。
同じ薄給ですので少しでもストレスが少なさそうな方を選んでいきたいですね。