【電験】電力と法規を最初に攻略するのが一番いいような気がします

どんな順番で攻略すればいいのか分かりづらいですよね

電験3種の一発合格をするのは試験を受験生全体の1%程度だそうです。

つまり99%の人は2回以上受験する訳で科目合格者です。

心が折れないように科目の順番を考えて行かないといけないですね。

最初は理論をやりつつ電力 その次に法規がいいかも

最初にやるのは勿論理論ですね。

大体の参考書は静電気から始まるのでちょっと面食らいますが直流回路まで行くと中学校でやった理科の内容と同じです。

交流回路が少し分かりづらいですが優しい参考書を一冊終わらせた後に前にオススメした日本電気協会の理論参考書をやってみて下さい。過去問をやりつつやると更に理解度が上がります。

次は電力ですね。電力は理論よりも生活に近い感じでやってて興味が湧く分野も多いです。発電所や送電なんかはわたしは「へえー」って感じで勉強できました。

そして法規です。最近の法規は計算問題が増えてきたようです。わたしが合格した平成26年度はオーソドックスな問題が多かったのですが傾向が変わったのならオーム社の新電気などで掴んでおく必要がありそうですね。

最強最悪の難敵 機械に挑むタイミング

電験3種の中で最も合格者が少ない「機械」

他の科目合格者が20%近い数字なのにこの科目だけは大体10%前後の合格者しかいません。

範囲がものすごく広く、全て取っ付きにくいというのが理由だと思います。参考書の最初にある回転機、静止機をやってる時点で意味が分からない事も多いです。

理論や電力は中学校で習った、または生活に少し近いこともあると言うことで何とか興味を持てない事もないのですが機械は興味を持ち難いです。

モーターや発電機や変圧器なんて普通は生活に直接関係ないですからね。というか気になりません。モーターはマブチモーター、変圧器は柱上変圧器くらいでしょうか。

わたしも試行錯誤しましたがアマゾンでプレミアが付いている「アタック機械(電気書院)」を買って回転機関係を理解することが出来ました。

2002年に出た本でそのあと改訂なども無いのですが、回転機の原理が変わっている訳でもないので勉強の内容は変わりません。

機械は回転機静止機の内容だけで4割です。したがってこの分野が理解出来る(分からないながらも解ける)のであればかなり合格に近づけます。

残りの分野は…もう「賭け」ですね。B問題で照明が出るのかパワエレが出るのか自動機械が出るのか電気化学が出るのか全く分かりません。

そして全分野を攻略するのは至難の技です。「工業高校を優秀な成績で卒業した人が電験の試験にやっと受かる」と言われているのも分かる気がします。

機械で全科目合格を阻まれている人は多いです。難しい科目ですがやらなければ電験を取得できません。運も味方にするつもりでやっていきましょう。

不動先生の「電験3種合格道場」 フルセットで24万円…

電験3種の受験で有名な不動先生の講座。わたしもよく耳にはしていましたがフルセットで24万円なのですね。

この値段だと躊躇してしまいますね。けれども1年以上会社勤めをしている人なら「
教育訓練給付制度」が使えて10万円戻ってきます。

これでも14万円ですが合格に5年、6年と掛かるくらいなら安いと思います。

通信だけでなく東京大阪名古屋博多で通学講座も受けられるそうです。その近辺に住んで居る方ならライブ講座での受講も出来てお得感があると思います。

過去問は必須 そして

電験は過去問だけで『優秀な方』なら合格点が取れると思います。

もし貴方が理論を今勉強していて一通り終わった状態であるなら最近の理論の問題を解いて見て下さい。

1を聞いて10、とまでは行かなくても1を聞いて3を理解出来る方なら解けると思います。わたしのように1を聞いて0.5しか理解できない人間には無理でした。

勿論過去問だけでも漫然とやっていない人は合格点は取れると思います。

プラスアルファが欲しい、と言われる方は数年前までは否定されていた予想問題をやるのがいいようです。

予想問題はほぼ当たらないのですが、何故かオーム社の予想問題が数問当たっているようです。わたしも不思議だったのですが予想問題を作る方の中に相当事情通な方がいらっしゃるようですね。

わたしも来年度以降受けるのであれば是非利用したいと思います。

まとめ

とにかく簡単な参考書で理論電力をやって、法規をやりながら機械をかじるのがいいのではないでしょうか。

電験の科目は全部繋がっていて理論をやりながら電力をやっていたりすると「ああ、ここはこういう事か」となったりします。

ですから一発で4科目受かるつもりがなくても初年度から満遍なくやっていくのが良いと思います。

ノイズは多いですが、情報を絞って少しずつ進めて行きましょう。

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