アホに譲ると結構大変

このブログももう10年超えてるので

前に書いてることも多いと思うけど

記事が被ってたら勘弁してくれ。

俺も一応責任者めいたことをやっていたことがあって

前任者が年寄ったので交代を探してるというのに応募して

後釜責任者として入ったことがある。

部下の設備員は数人しか居なかった。

１か月くらいの引継ぎを終えて新責任者として本格的に働き始めた。

一歩譲ると

それで、設備員の中に元自営業をやってたという

少し賢げな俺より年上のやつが居て

最初の引継ぎ期間の時にやたらにこやかに近寄って来たんだよね。

後から考えたら

たぶん「新しいやつはどんな奴か」「御しやすいか」

と探りを入れてきていたんだな。

とにかく賢しかったよ。

新しく入ってきた設備員を洗脳して

自分の手下にするのも上手かった。

俺はそういう腹芸みたいなことは苦手だから

その職場は実質そいつのものみたいな感じだったな。

俺は主技として雇われただけだからとあまり相手にしてなかったんだけど

最初の対応で与しやすしと判断されたのか

とにかく逆らってくるのよ。

事例ありすぎて書く気もないけど結局

「お前は言いやすいから言うことは聞かない」

ということだったんだよな。

軽く例を上げたら

現場で仕事した時にお客に出す写真撮ってくれ、と頼んだら

「カメラ構えながら仕事なんてしたら危ないだろ」

とこう来るわけだ。仕事は知らねえよと言ってるのと同じだよな。

これは、まあ俺の現場運が悪かった。

本社から離れたところだったから

『辞めさせ現場』に放り込むことも出来ないんだよ。

そういう、ビルメンのくせに変に賢しいやつは

クソ現場に放り込んで退職させるんだけど本社と現場の距離が離れすぎてて無理だった。

とにかく、最初に譲りすぎたな。

俺の前任者のジジイは

「設備員のことなんて知らん。仕事するか出来なきゃﾀﾋね」

というような織田信長みたいな人だったらしい。

そう言っても、俺は信長にはなれん。

しかし、カス設備員にはその対応が必要だったんだな。

結局、最後は俺がそいつに負けて

俺は会社を辞めることになった。

当然そいつは残ったし今も元気に働いているらしいよ。

ビルメン現場で責任者になるのは大変だよな。

なにせ、基本的にはカスしか居らんので

制御が大変だ。

そういえば

俺が東京に居た時に、俺より若いが高圧的な態度の責任者が上手く現場を回していたが

その責任者も最初は優しく接していて、そのせいでジジイどもが舐めてかかり

現場が終わりかけたらしい。

それで会社のほうが一計を案じて、ジジイどもを全員辞めさせ現場に投げ込んで

その責任者を守ったんだと。

そのあとはその責任者も思う所があったのか、俺が入った頃は

鬼の責任者として君臨していたよ。

ビルメンって一癖どころじゃない、十癖くらいあるし

おまけに基本怠け者のカスなわけだから対応間違うと責任者が詰むんだよな。

そうなった時に会社が上手く守ってくれたらいいけど

会社の腰が引けてたら、だいたいは責任者が辞める事になるよ。

もしこれを読んでくれた人が

ビルメン現場の責任者になることがあったなら

止めときなさいよと思うけど、どうしてもやらなきゃいけないなら

ビルメンは基本的に精神がカスだし

中には、賢しいやつが居て現場を取り込んでることもあるし

最初は様子を伺いつつやっていくのがいいと思うよ。

ホント、どこに行っても人間関係だよな。

皆さんがアホのカスに出会わないように祈っているよ。