東京はそんなことはないんですが地方ですとちょっと変わってきているようです。
数年前ですと電工と乙4くらいを持っていれば入れたような会社もよくよく調べて見ると「電験orビル管必須」などという条件になっていたりします。
また工業高校電気科卒以上の経歴を積極採用している会社も多いですね。
これは雇って働かせていさえすればそのうち電験を認定で取得させられるからです。
そんな訳で東京以外は電工だけで正社員入社は難しそうです。
ビルメンは正社員採用にこだわる必要があるか
地方ですと、もうこれは全くメリットはないです。
何故なら現場が無くなる可能性が常に何%かあるからです。年度ごとですから例えば12月に入社したら3月には現場が無くなった、なんてことが起こります。
地方の現場は、特に公共施設などはギリギリのお金で入札していますので滅多にありませんが民間のビルなどであれば切られる可能性は結構あります。
地方でビルメンをやろうと考えたなら正社員にこだわらず派遣や契約でも積極的に応募して経験を積んだあとで正社員採用を探すというのでも良いかと思います。
何より正社員も派遣も待遇はそんなに変わりませんし…。たぶん10万円台後半ではないでしょうか?手取りなら15~17万円程度です。オマケに現場も無くなる可能性あり。
正規・非正規にこだわる必要がないです。
面接時に聞こう
先方からサラッと言われることもあると思いますが
「この現場は何年くらい請け負われていますか?」
と聞いてみましょう。
10年以上であればまずその会社から動くことはありません。
請負の期間が短いようであれば複数の現場を抱えているか、抱えているとしてそこが自分が通える場所かどうか検討してみましょう。
会社によっては単独の現場しか抱えておらず、清掃がメインの仕事であり設備の現場が無くなれば設備員で入っても清掃の仕事をしないといけなくなるかもしれません。
それに耐えられればいいですがせっかく設備で入ったのに、という事態を避けたいのであれば聞いておくことが必要でしょう。
地方の地方、人口が50万人以下の都市ですと大きな建物がイオンと市の施設しかないという場合も多いです。
その場合はイオンに入るか、市の施設を請け負っている会社に入るしか無いですが市の施設を請け負っている業者は清掃メインの会社の場合が多いです。
ということは入札でその現場を取られたら終わりです。
最初に入る会社でそこまで見通すのは難しいですが検討だけはしてみましょう。
まあ、端的にいうと都会に行きましょう
ビルメンは建物がないと成り立たない仕事です。
電験2種があれば太陽光発電やバイオマス発電、大きな工場などに入れますが3種ですとやはりメインの現場は建物です。
余裕があれば都会に行きましょう。
ない場合は実家から通える現場を探し手取りは少なくても細く長く働けるようにして資格ゲッターになり爪を研ぐ期間にしていくのが懸命です。
体を伏せて爪を研ぐ期間も人生には必要です。特に学生時代に勉強しなかったクラスタには…。
さまざまな理由で都会に行けない場合は石を玉にするつもりで修練していくのが年収を上げる一番の近道だと思います。