「協会」がポイント
不動産業者って不誠実な所が多いですよね。わたしも賃貸や売買で酷い目にあってきました。
とにかく相手が素人だからと思って無茶をしてくる事が多いです。
「それはお客さんの責任ですから」と平気で言ってきます。
都会の大きな不動産業者だと書類がキチンとしているので殆ど揉める事はありませんが田舎だと経営している人が昭和感覚で騙そうとしてきます。
もし揉めても泣き寝入りしてしまう人が多いと思いますがそんな場合の対処法として「協会」が挙げられます。
ハトとウサギ
不動産業者は宅建協会か不動産協会のどちらかに所属していることが多いです。
不動産業者から貰った名刺に「ハト」か「ウサギ」かどちらかのマークが入っていると思います。
名刺になくても店先のどこかにはマークがあるはずです。
ハトのマークはこれ。
ウサギはこれです。
宅建協会の全国版のホームページはこちら。
不動産協会の全国版のホームページはこちらです。
各都道府県に支部があるのでトラブルなどを直接相談するのは支部になります。
不動産業者はこのどちらかの協会の会員です。不正だな、困ったなという場合は「では協会に相談します」と言われるのが一番怖いのです。
こちらは素人ですから分からない事があっても当たり前です。無料で相談も受け付けていますのでまずは電話で相談してみましょう。
とにかくおっ被せてきます
売買になりますが、不動産の取引ではこういう事例があります。
Aさんはある不動産業者で買った家と土地を再び売買することになりました。しかしその家は隣地との境界がはっきりしていませんでした。
境界がはっきりしていない事に付いてAさんは買った時に仲介してもらった業者に問い合わせた所
「それはお客さんのお金で測量し直してください。」
と言われてしまいました。
とんでもない事です。境界線がはっきりしていない物件は買えません。Aさんが購入するときに仲介業者は境界がはっきりしていない事に付いて説明していませんでした。
そこでAさんは「では協会に相談します。」と言うと不動産業者は慌てて測量士を寄越してきました。
測量に掛かるお金はすぐに50万~100万円になります。不動産業者はそのお金を払うのが嫌で不誠実な対応をして騙そうとしていたのです。
「この対応は不誠実だな。」と思ったらすぐに協会に相談して下さい。
不動産業者は契約書に印鑑さえ貰えばあとは素人の客なんかどうにでもなると思っています。
実際はそんな事はありません。こちらは素人ですから法律で守られています。不誠実な業者は法律でやっつけてしまいましょう。
業者は反省の色なし まとめ
宅建業法の勉強をすると分かるのですが宅建業法は宅建業者を縛るための法律です。
その昔トラブルがあまりにも多く、仕方なく悪質な業者を縛るために宅建業法が出来ました。
しかし業者は年寄りが経営し昭和の感覚で物事をやっているので悪辣な所は本当に悪辣です。昔やったやり方をそのまま通そうとします。反省なんかしていません。
勿論誠実な業者も居ますが、不動産はちょっとした事でも大きな経費が掛かるのでお客に被せようとする時があります。油断しないようにしないといけません。
別に業者から舐められてもいいのですが、不当にお金を取られるのだけは駄目です。
これはおかしいと思ったら「協会に相談します。」でオッケーです。
不動産取引をする時は忘れないようにしてくださいね。