【当然】電気のことなんて何も分かっていませんでした

解けないのが怖い

管理人は電験3種の平成28年度の試験には合格しましたがとても3種の能力は無いと自覚しています。

特に最後まで理論の科目を残してしまったことを考えましても自分は明らかに実力不足です。

何故なら理論は全ての科目の基礎であり、基礎を抑えていなければ土台のない建物のようなもので、その理論が点数が低いかつ最後まで苦戦したということは電気の知識全体のバロメーターが低いことを表しているのです。

自覚があるのなら電気の勉強をし直せばいいじゃないか、と思われる向きもあろうかと思いますが管理人は合格時の理論の勉強でヘタレてしまいました。

具体的に言いますと「解けないのが怖い」

基礎がガタガタの状態で過去問のみ潰し、周回を多くして何とか合格点を拾わせて頂いた状態、解けようが解けまいがとにかく周回して問題に「慣れ」ました。

なので問題に対する思考などはほぼ皆無です。

未知の問題に対した場合、反応はそれぞれな筈ですが私はとにかく腰が引けてしまいます。

令和元年度の問題を…

最近何となく令和元年度の問題を見てみる機会がありました。

静電気、コンデンサの問題ですね。直列コンデンサの電界を求めなさいというある意味オーソドックスなものです。

しかしこの問題を見て当然私はパニック発生でした。

誘電率、電界、電位、電束…何を考えたら解答に行き着くのかが分かりません。

左側の3つのコンデンサの一番上に+Q[C]の電荷がある→一番下のコンデンサ下側にはーQ「C」の電荷がある→3つのコンデンサの誘電率が同じである→3つのコンデンサを繋いでいる導体が関係ないように扱える(!?)結局、厚さ10mmの1つのコンデンサとして扱う(!)→コンデンサ内の誘電率が一様なら内部の電界も一様である→したがって電界の大きさをEとするとE=V/d[V/m]として求められる…

もちろんこれは自分で考えたものではありません。30分ほど悩んで模範解答を見てしまいました。

全く話になりませんでした。本試験では2,3分以内に解答しなければいけないレベルだと思います。

今回は静電気でしたが他の理論の分野も惨憺たるものだというのは、やらなくても分かります。

「かなりの時間が」とかそういう問題では無いような…

無謀にも電験2種を受けようかという人間がこの体たらくです。

例えればイカダで外海に出ようかというものでほぼ自爆を望むようなものですね。

正直申し上げまして、このような内容ですので今年受験を迷っています。記事を見て怒りが湧く方が居るかもしれません。

記事を書きながら気持ちが萎れてきました。

勉強の仕方を見直していきます。

読んで頂きありがとうございました。

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コメント

  1. 赤い左辺 より:

    確かにこの問題は、パッと見た感じはパニックになりそうですね。
    私も解いてみました。私の場合、d=1mm、ε=1の場合の容量をCとして各コンデンサの容量がCの何倍かを出して解きました。絶対的な容量が分からなくても、相対的な容量比さえ分かれば、10KVが与えてあるので各コンデンサにかかる電圧が分かります。あとはE=d/Vで電界が出ます。

    2種の理論ですが、3種のように具体的数値を求める問題がほとんど無くて文字式が多いです。3種とは勉強の進め方が違ってくると思います。具体的数値を求めることに囚われずに、やや抽象的というか概略的な視点を持った勉強が良いと思います。

    なのでこの問題が解けなかったからと言って、落ち込む必要はないです。2種の勉強をされるなら、この問題の模範解答では、数値の導き方より解法の流れを掴む感じが良いと思います。

    • biruman より:

      >左辺さん
      ありがとうございます。
      2種の理論は15年分を10回ほど回していたのですが久々の3種の問題で歯が立たないとは…
      とパニックアンドショックでした。
      左辺さんの解答は無駄が無いですね。
      私は解答がスムーズに出てこないと焦るので未見の問題で最初に思いつきが出てこない場合、それで終わってしまいます。

      そもそも数学や物理の基礎の基礎が抑えられていないからちょっと回り道をしようと考えています。
      微積や初等幾何の本を揃えました。

  2. 赤い左辺 より:

    間違えました。

    × E=d/V
    〇 E=V/d

  3. 田舎ビルメン より:

    これはこれは・・・でした。
    何とか正解にたどり着いた、ってカンジです。
    それより令和元年度に私が受けたと仮定して、まず問1で心が折れ、問5でまんまと引っ掛かり、問7で体力&精神を削られ、その煽りを受けて問8でまたしてもまんまと引っ掛かってしまう、という展開になると思われます。ですのでB問題の頃にはフラフラの状態になっているんじゃーないですかね?電験の理論は数学が出来ない人はとにかく頭より手を動かせ、って聞いていましたのでその通り実行した結果受かりましたが、今はとにかく精神&体力が持たないですね。問5こそ直流理論(電位差という概念)がわかっているかどうか試される問題だと勝手に予想しました。

    • biruman より:

      >田舎ビルメンさん
      3種以上の電験を持たれている方の特徴としては
      「高い数学力」ですね。
      数学力が高いと電気の特性はおそらくですがそれほど習得するのに苦にならないのではないかと。
      数学力が高いと物理や化学も一定のレベルに達しているでしょうから尚更ですね。

      ちょっと数学力を見直してみたいと考えています…。

  4. 通りすがり より:

    この問題は電束密度を理解してるかで明暗が分かれますね。
    「誘電率が同じなので直列なコンデンサを1つとみなせる」では
    根本的な理解と解決に繋がっていません。

    例えば左1列のコンデンサの板間距離をd1~d3とおけば
    電束密度D=εEですが、これはコンデンサを貫く電束は
    常に一定であるという事。故にE=D/εとV=EdからV=Dd/εとなり
    直列につなげば各コンデンサの電圧和で10kV=(d1+d2+d3)D/εで
    Dが導けEも求まります。

    • biruman より:

      >通りすがりさん
      コメントありがとうございます。
      電験王さんのブログに載っていたのを解いて、解答を見たのですが
      何故ひとつと見なせるかが分からず自分なりに解釈した次第です。

      私は勉強に向いてないですが電気は特に向いてないのかな…。
      物理からやり直すのがいいのかもしれません。